ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 五十二回目
6.カトマンドゥ市内・タメ-ル地区のバザ-ル その19
タメ-ル地区にあるクリ-ニング店バザ-ル
ネパ-ルのカトマンドゥは、その中心街にあるタメ-ル地区にある、クリ-ニング店の洗い物ほし場。
ネパ-ルのホテルやバティ(レストラン付きのロッジ)などでは、お客様の使用したタオルやベットカバ-などを、自前で洗濯するかクリ-ニング店に洗いに出す。
ここの洗濯物の写真は、クリ-ニング店の洗濯ものを干し乾かす干場。
自前で洗濯するホテルでは、ほとんどが屋上が干場になっている。
ここの写真はクリ-ニング店の洗濯した品が干してある。
ネパ-ルは亜熱帯気候。標高1,350mのカトマンドゥでも、一年中熱いくらいの温暖。洗濯物を乾すにはもってこい。しかし、ネパ-ルの都市は自動車の排気ガスなどで、モンス-ンの雨季以外の環境は最悪。家の窓を開けていると、砂交じりのほこりが部屋中にたまる。ここの写真の洗濯物は、ほこりや排気ガス塗れ間違いなしだ。
インド・ネパ-ルのヒンドゥ-教・カ-スト階級の「ド-ビ-」
ネパ-ルの人口の79%が信仰してるヒンドゥ-教。その教義にカ-ストがある。
このカ-スト制度は、教義と言うよりは戒律に近いか。1990年以降のネパ-ル民主化以前のロ-ヤルネパ-ル憲法や民法には、このカ-スト条項があって、違反すると死刑までの罰則規定があった。
民法の三分の一がこのカ-ストに関わる条項だったことから、国教のヒンドゥ-教を国民に絶対的に厳守させていたか分かるだろう。
カ-スト制度は、階級別に職業も世襲されて決まっていた。
「ド-ビ-」と呼びれる職業は「洗濯人」。
普通の家庭では、その家の家庭から出た洗濯物を洗濯しているが、高位のカ-ストには洗濯人などの下位カ-ストのお手伝さんが居たり、職業としてのクリ-ニング業などの洗濯人がいる。
タメ-ル地区にある、ネパ-ル古代から続く水道施設で、洗濯や行水する風景写真も見てみる。
クリ-ニング店の野外乾燥の風景
タメ-ルの水道施設
女性も首から下を布で覆って身体を洗っている
カトマンドゥの中心街地図