ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 第百四回目
12、ネパ-ル西部地域のバザ-ル 第12回
ポカラ・レ-クサイド地帯のバザ-ルや商売の12回目
ポカラのレストランや食堂 二回目
前回からポカラのレストランや食堂の写真。
ポカラのフェワ湖Phewa Tal 湖畔一帯の外人街地域のバザ-ル写真を見てみる。
わたしは、ネパ-ルの首都カトマンドゥ市内に借家を借りて住み、もう13年目。
この間、ネパ-ルヒマラヤのトレツキングには数回、遊び歩いている。そして、たま-には、カトマンドゥから西に200kmのポカラ市にも、遊びに行く。
一人で行くときもあり、女房と二人の時、友人達とも。
その時のポカラのレストランや食堂の写真、二回目を見てみる。
ネパ-ルのレストランで牛肉は食べられるのか
ネパ-ルはヒンドゥ-教徒が79%の国。ヒンドゥ-教と言えば、街の道路に寝そべっている牛が目に留まる。
ヒンドゥ-教の3大神様の一人、創造と破壊の神シヴァの乗り物が牛。牛が神ではないが、神様の乗り物なので神聖な動物とされている。この牡牛の名はナンディ。
現代のヒンドゥ-教徒にとつて、牛肉を食べるなど、とんでもないこと。毎日のように牛肉を食べる日本人には、想像することも叶わない。例えて言って分かってもらえると、日本人に絶対できないことの例えに「嘘ついたら針千本飲ます」、がある。これをネパ-ル人に例えるなら、「嘘ついたら牛肉食べさす」になる。分かったかな。
ヒンドゥ-教について、その歴史を調べてみた。
この牛肉を食べない歴史は、中世くらいまでは、どうも食べてたらしい、のだ。ごく最近までは、ヒンドゥ-教のカ-ストの最高位の家では、一階に牛を飼っていて、その牛乳を飲み、そして牛乳販売で現金収入を得ていた、らしい。
住み込みの牛飼いを雇用し、カトマンドゥ市内の住宅の周りには、牛を飼うだけの牧草地の空き地があった。以前のカトマンドゥ盆地の様子は、ネパ-ル中から仕事を求めて労働者が集まる現在のカトマンドゥの様子では、想像できない。
カトマンドゥ盆地に住む最高位カ-ストの多くは、氏を「シエレスタ」などのネワ-ル族。大地主が多く、一階が牛飼部屋などで、二階以上の住まいの台所の床は土床。この台所の土床の掃除に牛ふんが使われていた。牛の糞は草色がかっていて、香り、といっても良いほどの、悪い匂いではない。聖なる動物の牛の良い香りのフンで、聖水のある台所の床の掃除をするのである。
ネパ-ルのヒンドゥ-教の「牛」は、日本のホルスタインや和牛をいう。
牛には、その他に水牛などの種類があるが、ネパ-ルでは「牛」の種類には入らないらしい。ネパ-ルの4千m前後の高地に生息する「ヤク」も、ネパ-ルの牛属には属さない。ゆえに、ネパ-ル国内゛でヤクや水牛の肉を食しても、ヒンドウ-教の教義に反することにはならない、のだ。
昼食にポカラのレストランのサンドイッチ
バナナ・シエィク
ポカラのレストラン、ビ-フステ-キ
ネパ-ルはヒンドゥ-教の国、現在では牛肉は食べられないハズ
空き地の草を食む牛たち
ネパ-ルのヒンドゥ-教の牛に属さない水牛
ネパ-ルのヒンドゥ-教の牛に属さないヤク