ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 三十五回目
6.カトマンドゥ市内・タメ-ル地区のバザ-ル その2
線香売りバザ-ル
ネパ-ルでは、どこの家庭でも、どこの商店でも、毎日線香を焚く。線香の匂いのする日本の葬儀会場儀式とは、日常的な行為、と云う社会雰囲気の面で、全く異なる。
ネパ-ルでは、家の内外で常に線香の匂いがして、線香売りバザ-ルが至る所にある。
ネパ-ルの宗教は、ヒンドゥ-教徒が人口の8割を占める。チベット仏教徒が10%。
宗教がらみの焚く線香なのだが、ネパ-ル人にとってはどうも宗教と関係なく、どこの人たちも線香と蝋燭は、毎日のお祈りと同様の儀式なのだ。
ヒンドゥ-教の家には日本の仏間と同様の部屋がある。ネパ-ルのヒンドゥ-教は仏でなく、神なので神間。毎朝、顔を洗い、そして神間で、手に持つネパ-ルリンを「チャリンチャリン」鳴らしながらお祈り、そして家の入口近くで線香を焚く。
商店では、朝一番に、商店の入口近くで線香を焚く。家内安全や商売繁盛の祈りは忘れない。
ネパ-ルでは、各種のお祭りになると、どこの家でも線香とお祈りの儀式で、お祝い。
ネパ-ルは火事が少ない
ネパ-ルでは、至る場所で線香に火をつけるが、火事が少ない。いや、わたしが13年間ネパ-ルで暮らしているが、一度も火事に出くわしたことがない。なぜか。正解は、ネパ-ルの普通の家は鉄筋コンクリ-ト造りだからだ。線香の火が、燃え移る場所が皆無。ネパ-ルで消防署を見たことがない。
タメ-ル地区の線香売りバザ-ル
ス-パ-マ-ケットには必ず線香売り場がある
私のカトマンドゥの借家で焚く線香
タメ-ル地区のバザ-ル商店街
我が家にあるネパ-ル線香