第27回北海道海外登山研究会が無事終了
昨日まで4月13日~14日、札幌市保養センタ-駒岡に於いて、第27回北海道海外登山研究会が行われた。この研究会は、日本ヒマラヤ協会北海道支部長の大内倫文さん以下、14名の実行委員の企画準備で毎年行われている。
内容は、海外登山のこの一年間の登山報告や、インドやネパ-ル・パキスタなどの登山情報報告と、参加者間のディスカッション。
まず、海外登山報告では、①ネパ-ル・タパピ-ク。②西ネパ-ル・チャンワタン峰。③アメリカ・アラスカのデナリ峰。④カナダ・カナディアンロッキ-のカリブ-山脈南部の踏破。⑤ボリビア・イリマニ峰。⑥メキシコ・トル-カ峰。⑦ネパ-ル・ラジョダダ峰。など、楽しい内容の報告だった。
13日は、大内代表のあいさつの後、寺沢玲子さんの記念講演。
寺沢さんは、埼玉県在住にも関わらず、毎回参加されている人で、特にインド高峰ヒマラヤ登山経験豊富で、内容ある楽しいお話しを聞けた。
ヘルマンブ-ル遭難死の後始末
一日目には、芳賀スキ-の芳賀孝郎さんの、1958年のパキスタン遠征のチョゴリザ登山報告が良かった。
チョゴリザは、あの有名なヘルマンブ-ルが、登頂後の天候悪化で滑落遭難死。この残されたテントから遺品を回収して、当時同じ山域に入っていたイタリア登山隊へ、遺品の引き渡しが行われた35mmフイルムの映写が行われた。歴史的ビデオに大感激。
北海道海外登山研究会
開会あいさつ 大内倫文さん
寺沢玲子さんの記念講演
チョゴリザ登山報告 芳賀孝郎さん
稲門山岳会・ネパ-ル・ラジョダダ峰報告
ボリビア・イリマニ峰登山報告 旭川山岳会 志水顕さんと司会の辻野健治さん
バビシェ・マウンテンクラブの佐藤信二さんと大内さん