ネパ-ルのカトマンドゥ市内のゴミ処理はどの様に
前回は、ネパ-ルの電気事情。
ここカトマンドゥ市内では、毎週一回ゴミの収集が行われている。
企業ゴミは、日本と同様に、業者が集めているようだ。
私の住んている所では、お昼前にピ――ピ――と呼び笛の音がする。前にもここに住んでいたことがあるので、何のことがすぐに分かった。ゴミの収集車が来て、今からゴミ集めだよ、と呼びかけているのだ。
この呼び笛に応え、各々ポリバケツに入れたゴミを持ってくるのは、ゴミ収集業者と契約してる家の人。
ゴミを分別して出すことはしない。ネパ-ルは再利用の苦手な国。各家庭から収集したゴミは、多くの収集車が集まるカトマンドゥ専用のゴミ捨て場がある。
ゴミ収集業者と契約していない他の人達は、町内会のごみ置き場に、生ごみを含めて無造作に捨てている。
ちなみに、ゴミ収集業者との契約金額は月に100RSルピ-。1RSルピ-=1円。
町内会のごみ置き場と云っても、日本の様なものでなく、道端に捨てるだけ。
この捨てられた生ゴミは、カラスや犬が食べてくれる。これは日本と同じ。
ネパ-ルの職業は、カ-ストで決まる
以前は、ネパ-ルの多くの職業がカ-ストで決まっていた。
ヒンドゥ-教の教義のカ-スト。最高位カ-ストの堅持のための制度だった。この話は、話すと長くなるので後日に。
現在では異なるかもしれないが、ゴミ収集人は「ボデ」と呼ばれるカ-ストだった。
ネパ-ルの再利用状況
日本では、分別ごみにして、曜日によって収集するゴミが異なる。ネパ-ルでは全て一緒に出して、処理される。
小売店の店頭に売られている瓶入りの、飲料水などはビンが再利用されている。わたしはネパ-ルで、フアンタなどの飲み物を買うときは、必ずプラスチック入りを買う。 なぜなら、ネパ-ル人には、ビンを再利用する洗浄など、できないと考えているから。人を馬鹿にして云ってるわけではない。
ネパ-ルの製造業で、人件費は機械化による製造よりも安価。瓶の洗浄を労働者がする方が安い。
何を云わんとしているのかご理解いただけるだろうか。わたしは、ビン入り飲料水は買わない飲まない。バカにしているのかも。労働に対する、向き合い方の問題なのだろう。
毎週決まった曜日に、家庭ごみの収集