ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その六十六回目
パシュパティナ-ト その二回目
前々回からパシュパティナ-トの写真を見ている。
パシュパティナ-ト寺院は、ヒンドゥ-教のシヴァ神を祀った寺院。
パシュパティナ-ト寺院やシヴァ神について、少し調べてみた。
ネパ-ルのヒンドゥ-教
ネパ-ル人の約80%がヒンドゥ-教徒で、1990年のネパ-ル民主化が始まる前の憲法には「ヒンドゥ-教はネパ-ルの国教」と規定されていた。
ヒンドゥ-教は、ヒンディ-語で हिन्दू धर्म、サンスクリット語でसनातनधर्म。
ネパ-ル語のデバナガリ文字では、ヒンディ-語のहिन्दू धर्मと同じ。
インドのヒンディ-語とネパ-ルのデバナガリ文字は、両文字共に元々あった文字から派生している。それで、書き方や読み方もほとんど一緒。
ヒンドゥ-教を示すマ-クは。
このインドのヒンディ-語とネパ-ルのデバナガリ文字のマ-クの読み方は、日本でもお馴染みの今は宗教法人として存在しないオ-ム真理教の、名称の元になる文字の「オ-ム」と呼ぶ。
わたしは、ネパ-ル暮らしを始めて11年目になる。ネパ-ルの家は鉄筋コククリ-ト造りの3階4階建てが多いが、その家の壁にこの「オ-ム」マ-クが書かれているのを目にする。
他方、ネパ-ル人の10%がチベット仏教徒。チベット仏教徒の家には、経典がプリントされているチベット仏教の幟のぼりのタルチョ-があるので、すぐわかる。
ヒンドゥ-教は、インドやネパ-ルを中心の宗教で、インドの8億人以上を加えて世界の9億人がヒンドゥ-教徒。
ヒンドゥ-教はその信者数から、キリスト教とイスラム教に次いで、世界で3番目の宗教。
ヒンドゥ-教の神
ネパ-ルでのヒンドゥ-教の神は、数えきれないほど、と云われている。
しかし、インドの仏典では、宗教としてのヒンドゥ-教の神は定まっているらしい。
まずは、パシュパティナ-ト寺院に祀られているシヴァ。そのシヴァの奥さんの神パ-ルヴァティ-。続くのは、ブラフマ-。そして、ヴィシュヌとクリシュナ。アスラ、ヴァルナ、ヴィロ-チャナ、マハ-バリ、ヴリトラ、ラ-ヴァナ、インドラ、ナ-ガ、ナ-ガラ-ジャ、ジャガンナ-ト、と続く。
ヒンドゥ-教の三大神様は、シヴァとブラフマ-とヴィシュヌ。
これらの多くのヒンドゥ-教神は、8億3千万人と云われるインドの神様で、ネパ-ルに普通に見かける神像には、これらの他にハヌマ-ンやガル-ダ、ラクシュミ-、カ-ラ・バイラブ、ガネ-シャ-、サラスワティ-、ドゥルガ-、セト・バイラヴァなど。
バシュバティナ-ト寺院 東側
バシュバティナ-ト寺院入口 西門
敬けんなヒンドゥ教信者たち
ヒンドゥ-教の「オ-ム」のマ-ク
トリブバン空港 国内線ロビ-
カトマンドゥから90km ゴルカ町
パタン市内の寺院