ネパ－ルのバザ－ル　第２７回

ネパ－ルのバザ－ル・商店街・商売　二十七回目
５．カトマンドゥ市内のラジンパット通りのバザ―ル　その６
カトマンドゥ市内の日本料理レストラン「こてつ」

　わたしのネパ－ル生活は、原則日本食、と言ってもネパ－ル人の友人宅での食事は、もちろんネパ－ル料理。
　「こてつ」は、一週間に３～４度は通う店。以前は、ラジンパット通りパニポカリ町の日本大使館の向かい側の二階に店があった。現在は、ラジンパット通りのラインチョ－ル町イギリス大使館近く　　アンバサダ－ホテル二階に、お客様５０人は入れる大きなレストラン。経営者は、カトマンドゥの家にわたしが遊びに行く友人の日本人ご夫妻。
　「こてつ」の店のメニユ－代金は、ネパ－ルで一番高い金額。オ－ナ－は、毎年十数回も日本から冷凍の魚などを仕入れ、フライト運んでいるでので、その分価格が高価になるのはやむを得ない。
ネパ－ルに住む日本人は、毎日三食日本食
　ネパ－ルに住む日本人の全員とまでは云わないが、ほとんどの人は三食日本食を食べている。味噌や醤油などを除けば、食事の食材の全てを近くのネパ－ルバザ－ルで購入するのだが。
　世界各地の食材状況と同様に、味噌や醤油などの日本の食材は、アジア食材小売店などで販売されているので、常時日本食を料理することができる。
ネパ－ルで販売されている日本米は、全て日本で栽培されたもの
　ネパ－ルで栽培されている米はインディカ米。細長い米だ。日本のコメをネパ－ルで購入することができる。日本の発展途上国支援の一環で、日本の備蓄米の古古米が、この援助物資としてネパ－ルへ無償で送られている。この米をネパ－ル政府が競売販売して現金を得ている。この競売されたコメを競売で得た会社がネパ－ルで一般販売している。わたしがネパ－ルの日本料理店で食べる、ほとんどのご飯はこの米。
牛肉は販売されていない
　ネパ－ルはヒンドゥ－教徒が人口の８９％。牛はシヴァ神の乗り物で、その神聖さから食材にすることはない。１９９０年代まで、牛刑法があり牛を叩いたり傷つけると懲役刑になったほど。
　ゆえに、食材としての牛肉は、一切ネパ－ルで見ることができない。
　ネパ－ルの牛肉を日本人に解からせる例え話で表すと、「嘘ついたら針千本の－ます」を変えて、「嘘ついてら牛肉た－べさす」となる。これは、わたしがネパ－ルに住んでいて感じて例え話を作った。
　ネパ－ルで売られている肉は、水牛とヤクの肉。日本では水牛とヤクも、牛の仲間だが、ネパ－ルでは牛ではない。なるほど、「牛」と「水牛」では、同じでなく少し異なる。「牛」と「ヤク」も同様。
　水牛を日本の肉牛飼育のように育てて、霜降り肉を作れば、高価に販売も可能だろうか。