ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百九十五回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
16.バクタプルの王宮と寺院 26回目 王宮広場のパシュパティナ-ト寺院पशुपतिनाथ मन्दिरのトゥンダ-ル
前回は、バクタプルのトウマディ-広場にあるレストランになっているニャタポラ・カフェの写真を見た。
今回は、回を遡って、3月30日(土)の「ネパ-ルの宮廷と寺院・仏塔 第175回」に写真を見た、パシュパティナ-ト寺院のトゥンダ-ルの写真を見てみる。
ネパ-ルの面白い、開けっぴろげなヒンドゥ-教文化を写真で見てみたい。
ネパ-ルのネワ-ル建築様式
ネパ-ルでは、1400年代15世紀から国王の権威を示し、カトマンドゥ盆地に住むネワ-ル人の文化が繁栄を極めた。その一つが、王宮や寺院の階層建築。
トゥンダ-ル
ネパ-ル語でトゥンダ-ルとは、階層建築の屋根を支える斜めの柱、のこと。
中世ネパ-ルのネワ-ル族彫刻家たちは、硬いネパ-ルの木に細かい模様や神々の姿を描いた。
ネパ-ルの王宮や寺院の塔建築は、ネパ-ル独特の様式で、屋根の軒先を斜めに支える木製の「方杖」も特徴のひとつ。
長さはほぼ4m、幅0.5m。軒先の2m間隔で建築されている。
この方杖の特徴は、その一本一本に華麗に彫刻色彩された男や女の神が彫刻されている。
今回の写真のトゥンダ-ル彫刻は、男女神像の下に、鮮明な男女媾合(こうごう)姿や男女三人が絡み合う姿。男女の性器を愛撫し合う姿、女が自分の性器を参拝者へ見せる姿、等々現在のセックスそのもの。
現在の世界的文化水準では、秘密にされなければならないものが多い。
女性の性器を描く姿は、落雷避けの意味がある。
これらのトゥンダ-ル木彫芸術は、魔よけとか豊穣の豊作願いでもある。
パシュパティナ-ト寺院पशुपतिनाथ मन्दिर
トゥンダ-ル