ネパ-ルで出会った八千草薫さん
それは、突然ことだった。
ネパ-ルの首都カトマンドゥは、王宮前の広い道路で、八千草薫さんとご主人の谷口千吉さんと出会う。
1985年1月、私の小学生の息子2人と、王宮前の道路を挟んだ向かいの小路を入ったホテルからブラブラと遊びに出た。現在のような車社会のネパ-ルでなく、広い道路は人々の歩く道路。八千草薫さんご夫妻も、何処へ行く目的のない様な散歩。勿論八千草薫さんがわたしを知るべくもない。わたしの方から、ごあいさつ。八千草薫さん五十代前半だったか。
わたしは、1981年・1982年と、2年続きでネパ-ルヒマラヤ登山。それで、ネパ-ルの不思議社会と神々の峰々世界を知り、女房と4人家族で1月1日から3週間のアンナプルナヒマ-ルのトレッキング。北海道自然保護連合の事務局を担当していた大学生3人を誘って、7名の珍道中ヒマラヤだった。
八千草薫さんとお会いしたのは、この一回のみ。
ご主人の谷口千吉さんは、わたしの所属している勤労者山岳会の創立の人。谷口さんとは、その後日本勤労者山岳連盟の周年記念のお祝い時にお見受けして、お会いしたのは2度。ネパ-ルで谷口さんとお会いする前年、日高中央横断道路建設反対の署名活動の用紙に、谷口千吉さんのお名前を見つけ。カトマンドゥのこの時、署名のお礼をしたのかしなかったのか。
八千草薫さん、10月24日、天国に旅立たれた。ご冥福をお祈りする。
1985年ネパ-ルヒマラヤ・トレッキング
アンナプルナ・ヒマ-ルのゴラパニ村
ネパ-ルのシエルパ族のコックの調理のお昼ご飯
上写真 ネパ-ル・カトマンドゥ・トリブバン国際空港到着
下写真 現在までお世話になっている、カトマンドゥのコスモ・トレック社で
ネパ-ル第二の都市ポカラ・背景はアンナプルナ南方・マチャプチャレ峰など
ダウラギリ峰8167mを望むプ-ンヒル丘
北海道新聞記事