今日はお雛さまの日、雛祭り
我が家のお雛様、東京在住友人の人形作家作兎ちゃん一家のお雛様。
男雛と女びなで一対の内裏雛。それと、子供の女雛。
関東地方では、我が家と同様に向かって左側に男雛、右側に女雛。京都や一部関西地方では逆、と聞いている。
江戸時代から、現在の京都と同様な男雛が向かって右側だったのだが、明治時代後期から大正時代に、現在の天皇が西洋の男女の座ったり並ぶ男が左側に居るのに習って、現在の向かって左側に天皇が並ぶようになった、とのこと。ようするに、西洋化して、それまでとの反対に並ぶル－ルになった。
話しが雛祭りとは違うかもしれないが、我が国では、男女が右側・左側に並ぶのではなく、あくまで男がどちら側に並ぶのかが重要。男尊女卑のために、男の左右に並ぶのに合わせて、女の位置が決められている。それは、明治維新の天皇復興復権以後に決定的となり、神と崇められた男天皇と女の位置が、お雛様は勿論日本の社会の男女位置が定着、今日まで続いている、ように思われる。
お祝いの日の三月三日の雛祭り、だが、なんとか男尊女卑日本社会が、真の男女平等社会に進んでほしいと、雛祭りにちなんで男雛・女雛、で思う。
