ネパ－ルの新型コロナウイルス情報　第１８回

ネパ－ルの新型コロナウイルス情報の１８回目
　前回は、ネパ－ル政府が５月６日に国内のコロナ感染状況を発表。
　そして、この春のヒマラヤ登山で、エベレスト８，８４８ｍとダウラギリⅠ峰８，１６７ｍのベ－スキヤンプで、コロナ患者が発生と発表。
　今回は、ネパ－ルからの情報ではない。ネパ－ルのお隣、中国の習近平率いる中国政府の情報。ネパ－ルと中国の国境がある山、と言えばその代表はエベレスト。なんと、この新型コロナウイルスが、エベレスト頂上で、ネパ－ル側から中国側へ伝染しない処置を行うと発表。
中国政府は、エベレスト頂上に分離線設置を発表
　５月９日、中国の新華社国営通信によると、エベレストの頂上にネパ－ルと中国の国境に「分離線」を設置するらしい。
　「分離線」は、とにかくコロナウイルスが、ネパ－ル側から登頂した登山者のはく息に交じった唾が、中国チベツト側から登頂した登山者が息を吸い込むときに、体内に入らないような壁のようなものなのだろう。透明なプラスチックの壁を建設して、相手の見えるようなものなのか、はたまた鉄筋コンクリ－トで完全にどのようにしてもコロナウイルスを遮断する「分離線」なのか。
　毎年５月は、エベレストの登頂ラッシュで、ネパ－ル側からの登山者は、サウスコルの最終キヤンプからエベレスト頂上まで、前の人の背中やお尻を見続けながら登るほどに、登頂ル－トに人々が数珠つなぎに登ることになる。それはル－ト上に、転落滑落防止のロ－プを一本べた張りするため、途中で鈍い登行の登山者を登る速度の速い登山者が追い越せない、のであるため、だ。当然に、エベレスト頂上も登頂者たちでごった返す場所になり、ようするに密になっている。
　ちなみに、エベレスト名は、ネパ－ル語でサガルマ－タ。チベット語でチョモランマ。
日本政府は、５月１４日からネパ－ルやインド・パキスタンからの入国禁止
　日本政府・出入国在留管理庁は、日本に滞在ビザのある外国人の、ネパ－ルやインド・パキスタンからの入国を５月１４日から禁止した。日本人の外人配偶者なども、一律に再入国を認めていない。だが、たとえコロナ陽性でも、日本人の入国はＯＫ。
　ちなみに、ネパ－ルやインド・パキスタンなどの３国からの外国人入国者数は、３月で２，６９９人で、一月に約１００人が入国拒否されることになった。