ネパ－ルのバザ－ル　第１０回

ネパ－ルのバザ－ルと商店街・商売　十回目
３．カトマンドゥ市内のバザ－ル
タメ－ルから旧王宮までの３チョ－ク
①タヒティ・チヨ－クＴhahiti・Ｃhowkのバザ－ルその一回目

　７月１３日からネパ－ルのバザ－ル・商店街をアップ。
　第９回目、２．サガルマ－タ（エベレスト）街道のバザ－ルのエベレスト街道・ナムチェ村の土曜日バザ－ルから、今回の３ケ月後の今日になってしまった。
　この「ネパ－ルのバザ－ル」は、わたしがネパ－ルで撮りためていた写真の整理のため、今後１００回くらいに約１千枚の写真をアップする予定。
　今回からは、ネパ－ルの首都カトマンドゥ市内のバザ－ル・商店や商売などの写真を見てみる。
　タヒチィチヨ－クと呼ばれる小広場と、その周囲の道路に繰り広げられるバザ－ルの写真。２００７年まで家主の居た王宮のすぐ近くのタメ－ル町から、南に向かってカトマンドゥ王宮広場まで、三ケ所のチヨ－クがある。
　タヒチチヨ－クの次にアサン・チョ－ク、そしてインドラ・チョ－クを経てタルバ－ル・スクエア－（王宮広場）と続く。タメ－ル町の中にも何か所かのチヨ－クがある。
　「王宮」――１９９０年から始まったネパ－ルの民主化は、２００７年１月ネパ－ル議会は暫定憲法を成立。制憲選挙を経て王制度廃止を決議。それまで国王は、国の施設の王宮の主だったが、カトマンドゥ北方の山側の自宅へ住居を移す。ネパ－ル国内の数々の王様施設は没収された。この間、国民や議会の「民主化」運動に、国王は二度のク－デタ－で抵抗。多くの血を流した経過としての民主化だったが、その最終章は無血革命だった。
　「チヨ－ク」――ネパ－ルの道路のＴ字路や十字路など、ほとんど全てがチヨ－クと呼ばれる。ネパ－ルの自動車道路は、全てが１９５０年の１３０年間鎖国を解いて開国してから建設された。それまで自動車の所有は、国王か貴族などの玩具といてで、ゆえに自動車道路がなかった。１９５０年、開国と同時にインドに亡命していた国王が帰国し王政復興。と同時に国際連合などの支援でネパ－ル国近代化の数次建設計画が実行され、現在の自動車道路網が建設。１９５０年までは、馬や牛、そしてネパ－ル人の徒歩道路のみのネパ－ル道路。その道路のＴ字路や十字路の周りに住宅などの建築物がある状態をチヨ－クと呼ぶ。
　それでは、タヒチ・チヨ－クとその周辺のバザ－ルの写真を見てみる。