ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百九十回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
16.バクタプルの王宮と寺院 21回目 トウマディ-広場のニャタポラ寺院の「虎の女神ナギ-ニと獅子の女神シンギ-ニ」
前回は、ニャタポラ寺院の5段の基壇中央階段両脇にある10の石像の、下段から四番目の石像、グリフイン石像の写真を見た。
今回は、石階段の両側にある10基の石像の、下から順に戦士と象・獅子・グリフイン・女神とある、最上段の「虎の女神ナギ-ニと獅子の女神シンギ-ニ」石像の写真を見てみる。
ニャタポラ寺院の石階段両側にある10基の石像
寺院正面の石階段両脇の大きな石彫刻像は、下から順に戦士と象・獅子・グリフイン・女神。
最初の戦士は、ジャヤ・マッラとパッタ・マッラの像で、この戦士は人間の10倍の力がある。そして、更にその上がその10倍で人間の100倍のパワ-。更に上に行くにしたがってその10倍づづ力が強くなるとされている。最上階の女神像は、一番下の戦士の10万倍の力がある。
今回の写真は、「虎の女神ナギ-ニと獅子の女神シンギ-ニ」。
わたしのネパ-ル記録集を辿ったところ、ニャタポラ寺院の10基の石像の一番上段の2基の女神像は、「虎の女神ナギ-ニと獅子の女神シンギ-ニ」、とあった。
色々と調べてみたが、どうもどの資料にも「女神」とだけの説明。
ヒンドゥ教の代表的な女神は、ドゥルガ-女神 durgā。インド・サンスクリット語ではदुर्गा。ドゥルガ-の意味は「近づきがたい者」。ドゥルガーはまたの別名をヴィカラーラ「恐るべき者」の意味もある。
このドゥルガ-女神、化身の神が9あるらしい。その9の内の二つが「虎の女神ナギ-ニと獅子の女神シンギ-ニ」なのではないか、とわたしは考えている。
ヒンドゥ-教では、その三大神のシヴァ神の奥さんパ-ルヴァティ-の別名らしい。
どなたか、ニャタポラ寺院の5段の基壇中央階段両脇にある10の石像の、最上段の石像「虎の女神ナギ-ニと獅子の女神シンギ-ニ」についい、詳しいことを知っている人、教えて。
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