ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百八十五回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
16.バクタプルの王宮と寺院 16回目 トウマディ-広場のニャタポラ寺院のジャヤ・マッラ戦士石像
前回は、ニャタポラ寺院の5段の基壇中央階段両脇にある10の石像の写真を見た。
今回は、寺院正面の石段両脇の大きな10の石彫刻像の、一番下段右の戦士像の写真を見てみる。
10基の石像のうち、最初の石像の戦士の名は、パッタ・マッラ。この戦士は人間の10倍の力があるとされている。
ここにある石像の詳細説明はできない、が、バクタプルのマッラ王朝時代の建立なので、たぶん当時の国王の姿だと思われる。
今回は右側のパッタ・マッラ王戦士石像。
この姿は、蓮の葉の上に片膝立ちで座り、髪飾りを付け、額には第三の眼だろうか。髭面の顔に、首輪と腕輪、そして右手の人差し指と薬指に指輪。左手の人差し指と薬指と小指にも指輪をはめている。上着の模様は雲柄。左腕には戦いの防御盾、右手には戦いのこん棒を持つ。まさしく戦士の姿。