ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百七十九回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
16.バクタプルの王宮と寺院 10回目 ヴアツサラ寺院Vatsala Mandir
前回は、バクタプル王宮広場の王宮のすぐ東側にあるチャシリン・マンダップ寺院の写真を見た。
今回は、チャシリン・マンダップ寺院のすぐ北側の王宮東脇にある、ヴアツサラ寺院の写真を見てみる。
以前にヴアツサラ寺院としたのは、間違いでシディ・ラクシュミ-寺院でした。
ヴアツサラ寺院は、1672年、ジャガト・プラカ-シュ・マッラ王が建立。
パゴダ様式の建築様式で、一個いっこの彫刻石を積み重ね、数十年例えば石工が三代に渡って彫刻・積み重ねたものと推測される。
ヴアツサラ寺院は、7段の基壇に階段があり、階段の両脇に動物と神(人)の石像が左右5基づつ並ぶ。
2015年4月25日一見してネパ-ル大地震の影響がないかに見えた。が、なにせ一個いっこの石を積み重ねた造り。地震の揺れで動いたか、2018年には修繕のために足場が組まれた。
カタカナの「ヴ」表示
ヴアツサラ寺院の「ヴ」の字、ネパ-ルの固有名詞によく使われる。
「ヴ」の字は、日本語のカタカナ表示に使われる「バ」や「ベ」「ブ」の字の代わり。
話が横道にズレルが、先月の2019年3月、日本政府は従来外国名表示に「ヴ」を使っていたが、今後は使用を止めて「ブ」や「ベ」を使うと発表。
わたしは、今後も継続してネパ-ルのカタカナ表示には、「ヴ」を使わせていただく。
ヴアツサラ寺院Vatsala Mandir
王宮の東側、ヴアツサラ寺院の隣に小さな寺院
2016年、足場は竹組み
2018年、竹組みの外側に鉄製の足場