2019年(令和=5月1日の元号)4月1日(月)
ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百七十七回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
16.バクタプルの王宮と寺院 8回目 王宮広場の鐘
前回は、南東側パシュパティ寺院の北隣バトサラ・ドウルガ寺院の写真を見た。
今回は、バトサラ・ドウルガ寺院とブパティンドラ・マッラ王像石柱の間にある大きな鐘の写真。
王宮広場の鐘
王宮広場の大きな鐘は、1787年ランジット・マッラ王が建立。
ちなみに、バトサラ・ドウルガ寺院は、1672年ジャガト・プラカ-シュ・マッラ王が建立。ブパティンドラ・マッラ王がお祈りをしている石柱像は、在位中の1696~l722年に建立。バトサラ・ドウルガ寺院には付属の小さな鐘がある。
鐘の建設当時からは、夜間外出禁止を知らせる合図として鳴らされていたらしい。
現在では毎朝、タレジュ女神に祈りを捧げるために鳴らされている。
前回1934年ネパ-ル地震と2015年地震について、若干触れた。
1934年地震は、バクタプル市内の多くの寺院が倒壊。再建されなかった。
今回の2015年地震では、寺院の倒壊は少なかったが、バクタプル市内の南東部の住民の家屋が多く倒壊した。日本の地震調査隊の調査時には、壊れたレンガのガレキは取り去られて更地になっていたらしい。
王宮広場の鐘
バトサラ・ドウルガ寺院の前には小さな鐘と左側に大きな鐘
2015年大地震後
1934年ネパ-ル地震で倒壊した寺院の土台
1934年ネパ-ル地震で倒壊した寺院の土台と、2015年地震で倒壊した木材