koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルの宮廷と寺院・仏塔 第52回

ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その五十二回目

寺院と仏塔 その三十五回目  カトマンドゥ旧王宮広場の寺院と仏塔 その三十四回目

26.コティリンガシュワ-ル・マハド-ル寺院 Kotilingshwor Mahadev Temple

27.マハヴィシュヌ寺院 Mahavishnu Temple

 

前回は、カ-ラ・バイラブ神像の写真を見た。

 今回は、コティリンガシュワ-ル・マハド-ル寺院とマハビシュ-ヌ寺院の写真を見てみる。

 コティリンガシュワ-ル・マハド-ル寺院は、マヘンドラ・マッラ王時代の16世紀の建物。

 カトマンドゥ王宮広場内では珍しい石造りの寺院。周りの寺院はネワ-ル様式の建築物が多いが、この寺院はインドのイスラム様式。

形は長方形に屋根はガンブハジ様式と呼ばれる鐘形ドーム。

 寺院の西側に牡牛のナンディ-像が置かれているので、シヴァ神の乗り物なのでシヴァ寺院。

 

マハヴィシュヌ寺院は、中世紀時代18世紀初めにジャガト・ジャヤ・マッラ王の建築。

王宮広場の一番北側の寺院で、ヴィシュヌ神を祀る4段基壇の上に2層の塔。

 1934年のネパ-ル大地震の被害を受け、今回の2015年4月25日のネパ-ル大地震でも倒壊しなかったが、余震を恐れて木のつっかえ棒で支えている。

 

マハヴィシュヌ寺院の建築様式
 屋根の上にはガジュ-ルと呼ばれる金色の飾りがついている。屋根の頂にある先の尖った金属製のもは、天から神様が降り立つ目印。金色のベル形や壺形・相輪・宝珠などの形が組み合わさったものがある。他の寺院には、本尊のヴィシュヌ神の武器である三叉戟(さんさげき)が立っているものもある。

ネパ-ル建築の特徴は階塔建築。

 ここカトマンドゥ王宮広場内の寺院を含めて、他の地域の寺院の上にある塔は、望楼ぼうろう型

建築で、王権の象徴とされている。

 我が国日本の寺院には三重塔や五重塔など有名だが、ネパ-ルのヒンドゥ-教寺院も同様、三層・四層・五層の塔建築が多い。

 ネパ-ル王宮や寺院の塔建築で日本と異なる。それはネパ-ル独特の様式。屋根の軒先を斜めに支える木製の「方杖ほうづえ」が付いている。長さはほぼ4m、幅0.5m。軒先の2m間隔で並んで付けられている。この方杖に特徴なのは、その一本一本に華麗に色彩された男神や女神が彫刻されていること。

 

参考資料

在ネパ-ル日本大使館ホ-ムペ-ジ

ネパ-ル トニ-・ハ-ゲン

ネパ-ル 地球の歩き方

カトマンドゥ・デイ・ドリ-ム 佐々木幹郎

ネパ-ル紀行 三瓶清朝

ネパ-ル アジア読本

NPO法人 DTACネパ-ル観光情報局

 

26.コティリンガシュワ-ル・マハド-ル寺院 Kotilingshwor Mahadev Temple

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27.マハヴィシュヌ寺院 Mahavishnu Temple

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2015年4月25日大地震後 マハヴィシュヌ寺院

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2015年4月25日大地震

左 コティリングシュワ-ル・マハド-ル寺院   右 マハヴィシュヌ寺院

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2015年4月25日大地震

左 コティリングシュワ-ル・マハド-ル寺院   右 マハヴィシュヌ寺院

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カトマンドゥ旧王宮広場

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