ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百六十一回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
14.サク-町の寺院 一回目 マハ-デヴ・ナラヤン寺院
前回までの第1回から第160回まで、13地域の宮廷や寺院、そして仏塔や僧院の写真を見た。
1.カトマンドゥ旧王宮
2.パタン旧王宮
3.ゴルカ旧王宮
4.ブダニ-ルカンタのヴィシュヌ神像
5.ネパ-ル切手になった窓
6.キルティプルの寺院や仏塔
7.パシュパティナ-ト寺院
8.ボダナ-ト仏塔
8.ボダナ-ト・ストゥパ-周辺の僧院
9.タメ-ルから王宮の間の寺院と仏塔
10.メイピ-寺院
11.スワヤンブナ-ト仏塔
12.ゴダヴァリ・ゴンパ僧院
13.チャンドラギリ・テンプル寺院
今回からは、カトマンドゥ盆地内のカトマンドゥ市から東側各地にある、寺院や仏塔・僧院などの写真を観てみる。
今回はカトマンドゥ市内から約20km北東部の町、サク-にある寺院を見てみる。
カトマンドウ市内の中心街、オ-ルドバスパ-クからサク-行の路線バスから出発。35RSルピ-でサク-町入口の小さなシティバスパ-クに着く。
サク-町へは、カトマンドゥ盆地の最東端にある、ヒマラヤを遠望するビユ-ポイントの低い山々ナガルコットの麓に位置する。
歴史的、中世から繁栄の町サク-
ネパ-ルは、チベットとインドの交易地の中継点。中世期から繁栄したカトマンドゥ盆地は、この貿易中継地としての繁栄があった。特にカトマンドゥ市内のネワ-ル族文化と、仏教やヒンドウ-教の巡礼者達には、チベットのラサからヒマラヤ越えしてカトマンドゥに到着する、一日前・二日前の宿泊地としてのサク-。宿場町として、家々がレンガ積みと木彫芸術満載の繁栄が偲ばれる。
わたしは、2008年と2016年に訪れている。2008年は山上ナガルコットの宿屋街から、新しく自動車道路となった砂利道を徒歩で下り、サク-入りした。
2016年は、2015年4月25日のネパ-ル大地震被害から、まだまだ復興途中と思われる家々が多かった。街から2km離れた山上の寺院は、積み上げたレンガの地震ズレの補修改修が、一歩も進んでいなかった。
マハ-デヴ・ナラヤン寺院
ナガルコットの昔からの道路伝いに下り、サク-町東はずれに入ると、直ぐにマハ-デヴ・ナラヤン寺院が現われる。
わたしが、この寺院の正式名称をしらないので、勝手にマハ-デヴ・ナラヤン寺院と呼ぶ。
このヒンドゥ-教寺院に祀ってるのは、シヴァ神の化身のマハ-デヴ神と、ヴィシュヌ神の化身ナラヤン神。
ヒンドゥ-教の三大神は、シヴァとヴィシュヌ、そしてブラフマ-。その二大神の化身を祀っている。
ヒンドゥ-教の神は、幾つかの異名と化身で表される。
化身は、地上に現れる姿。例えばブィシュヌ神であれば、世界が悪の脅威や混沌、又破壊力に脅かされた時に、世界の平穏の維持者や守護者の別々の姿で地上に現れる。偶像崇拝そのもの、と云える。
ヴィシュヌ神 四本の腕が特徴
シヴァ神 奥さんと一緒
ナガルコットのホテル街とランタンヒマ-ルの峰々
現在でもチベット・ネパ-ル間の街道が開かれている
ナガルコットのホテル
ナガルコットの早朝
ヒマラヤを遠望