ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百八十六回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
16.バクタプルの王宮と寺院 17回目 トウマディ-広場のニャタポラ寺院のジャヤ・マッラ戦士石像
前回は、ニャタポラ寺院の5段の基壇中央階段両脇にある10の石像の、一番下段右のパッタ・マッラ戦士像の写真を見た。
前回のパッタ・マッラ石像の説明で、たぶん当時の国王の姿だと思われる、としたが、間違いらしい。
この左右にある戦士の石像、どうも国王軍の中の秀でた戦士らしい。
名前の違う二人なので、優秀な戦士の2名なのか、歴史的に異なる時代の2名なのか、知ってる方がいたら教えてほしい。
国王の氏がマッラで戦士の氏もマッラなので、国王の身内の戦士なのか。
今回は左側のジャヤ・マッラ戦士石像。
前回と同様に、蓮の葉の上に片膝立ちで座り、一見して髪飾りに見えるのは帽子らしい。額には第三の眼だろうか。髭面の顔に、首輪と腕輪、そして右手の人差し指と薬指と小指に指輪。左手は石が壊れたのだろうか、指輪をはめているのかどうか分からない。上着の模様はパッタ・マッラ像が雲柄だったが、このジャヤ・マッラ像は花柄。左腕には戦いの防御盾、右手には戦いのこん棒を持つ戦士の姿。
勇敢な戦士だが、遠いカトマンドゥ盆地から150km北西のゴルカ国の王に敗戦
カトマンドウ3王国時代が150年ほど続いた。が、1769年第10代ゴルカ王のプリトウビ・ナラヤン・シャハ王(1723~75/在位1742~75)が、、バクタプル国とカトマンドゥ国・パタン国の三国を攻め、勝戦する。ここでネパ-ル統一が始まる。13世紀から続いたマッラ王朝からシャハ王朝時代の始まり。