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ネパ-ルの借家フラットの改装工事

 前々回の12月8日に借家の居間の改装工事を書き、そのことで「この作業を見ていた大家さんと友人のエ-ジェント社長のご主人、後から大変なことになる」と付け加えた。さて、どうなったのでしよう。

 

 9年前に一週間の借家探しをした。2日目だと記憶しているが家具付きの広いフラットを見つけた。

 家を貸しますや事務所貸しますの看板は「T0・LET」の書き込み印が家の外壁などにあるので分かる。ところがほとんどは看板が無く、聞いて回ることになる。9年前の9月に治安のよい地域を限定して探し回った。

 1981年から私と女房がお世話になっていた、登山やトレッキングの代理店をしている会社の社長に頼んで、家さがしの相棒(ガイド)を付けてくれた。一緒に同行してくれ、登山やトレッキングのカイドをしている彼DBさんが大いに役に立ち、一生懸命に自分の借家を探しているかの様に働いてくれた。

 ネパ-ルで治安の良い場所は、現在では大統領や政治家の住む周辺。又は海外の大使館のある周辺になる。家具付きのフラットを決めた場所は、周りを大使館に囲まれた所だった。近くからデンマ-ク大使館、そして日本大使館、まだまだある、フランス・イギリス・インド・アメリカ・中国・ロシア、これだけの大使館に囲まれた場所。夜間に女性が一人で歩いていても安全で安心と云える場所がラジンパット地域。

 フラットの意味は、ネパ-ルの普通の家は鉄筋コンクリ-ト3階建から5階建、その内一階部分全部をフラット貸している。私の住んでいたのは3階建で二階に大家さん5人家族と住み込みのお手伝いさんの6人。その一階部分を借りた。寝室2部屋とバストイレが四畳半くらいの広さで二部屋、それとキッチン・ダイニング・居間の続き大部屋。

 最初借りた時は家賃が月16000RSだつたが、現在は30000RSに値上がりしている。1RS=1円。現在の公務員月給初任給が24000RSなので、その高額さはわかるでしよう。決してネパ-ル人は借りれません。外国人ばかりです。今回は隣の家の一階を借りましたが、ツゥルシ-さんの借家一階は国際銀行カトマンドゥ支店勤務の女性。三階はイギリス大使館勤務の女性が入居していた。

 借家が決まり、9年前の10月に早速ホテルから転居し入居。初めに居間の床が板張りだったので、ジュウタンを全面に敷くことにした。絨毯屋さんへ大家さんのツゥルシ-さんと出かけ、その足で家具製造工場へ。ベツド2、テ-ブルと二人掛けと三人掛けのソファ-2、図面を書いて注文する。値段は一割引き全部で10万円。

その後に取り掛かったのは、居間の壁の改修工事。これは自分で行うことにした。札幌の家では小さな家具は日曜大工で作成していたので、大丈夫。家では本棚やテ-ブルなど、そして物置も造っている。

 まずコンパネの板を数枚購入。明るい色の塗料と塗る刷毛も買う。モルタルの壁にドリルでネジくぎの入る穴を開け、コンパネを壁サイズに切って貼り付ける。電気のスイッチやコンセント部分はコンパネにきれいな穴を開け。塗料を塗って、乾いたら張り付け。

 家具屋さんに注文したテ-ブルは高さが35Cmと低く、日本風。ジュウタンを敷いたので座布団を購入。椅子でも良し座布団でも良しの高さにした。これは札幌の家と同じにしたもの。家のテ-ブルは銭函の家具屋さんに寸法を指定して特別注文で作成したものだ。

 居間の壁の改修は、勿論大家さんのツゥルシ-さんの許可を得たうえでの作業。これを見ていたツゥルシ-さん、自分のフラットの居間の改修に取り掛かった。私の部屋の良さが分かったのだろう。大工さんか家具屋さんか呼び寄せて、それから一か月もかけての大改修だ。

 ネパ-ルの鉄筋コンクリ-トの家は一階部分よりも二階以上が広く作られている。二階以上が外側に張り出している、と云ったら分かるでしようか。柱は一階と同じなのに壁が外側に張り出すので、二階以上の家の壁はその部分がデコボコ状。この凸凹を利用して棚にする改修工事だ。もちろん壁一面は木造にし、棚部分を開きドアや引き戸にするなど、使い勝手の良いものだ。モルタル造りのヘンテツモない壁が素敵に様変わりした。

 そして、大家さんは私の家のテ-ブルを見て、早速高さ35Cmの大きなテ-ブルの作成と座布団を購入した。

 私のフラットの居間の壁一面を改修するために、穴あけドリルを借りに行った友人のエ-ジェント社長のダンナさんから電話。今日暇ならチヨット来て。

 早速行ってみる。この時から一か月間モンベルカトマンドゥ店の店づくりが始まるのでした。無給の小山現場監督。

 モンベルは有名な大阪本社の山岳運動具店。友人がカトマンドゥ店を開店するという。カトマンドゥのホ-ムセンタ-建築会社へ建物の建築を依頼し、完成。そこへ大阪から看板と窓の日陰づくりア-チや店内部の商品陳列棚などが届く。これを見た建築会社の担当者は驚いてしまった。店舗の外側に着ける看板がなんと90Kg。ペラペラの一枚板だと想定していたものが、持ち上げられない重さの看板だった。次の日から建築会社の担当者が来なくなってしまった、そうな。どういう訳か私の出番となった。私の日曜大工に目を付けたのだ。

 モンベルの支店は全てが本店の経営だが、ここカトマンドゥ店だけは経営者が違う。私の友人が経営し、商品はモンベルが供給するシステム。

 90Kgの看板に直径3Cmのボルトを見つけ2本を取り付け、40Cmのレンガ壁にドリルで穴を開けて取り付ける作業が始まる。鉄工場に行き、木工場に行き、エ-ジェントのガイド10名がかりで足場を作り、屋上からロ-プで看板のつり上げ。皆素人で、いちいち指示しないと、何も動かないところからの出発だった。だが作業が進み終わるころには、何をするのか皆分かり、何の指示もいらなくなった。

 窓の日よけは、壁に6か所も穴を開けなければならない。一ミリのくるいもなく6個の印をつけ一か所は自分が開けて、他はガイドが見本を見て開ける作業。この穴は1mmもズレルとボルトが収まらない。6本の内2本分の穴がダメになってしまった。後の4本で支えるほかない。

 店内には試着室もなかった。図面を書いて、木工場に行き、カ-テン屋に行き、一週間かけて試着室も完成する。店内の陳列棚作りは、エ-ジェントの社長やガイド総出の作業となる。

 

 後で、このモンベル店舗づくりの噂を聞いた日本料理レストランの社長、自分の店内の握り寿司対面テ-ブルや食材の氷入りケ-ス造りを私に頼みに来た。さすがこれはお断りする。

 

大家さんの居間 高さの低いテ-ブル  壁は木製の棚できれいになった

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店の外観が完成、看板の重さを知り建築会社の作業員が来なくなった。開店披露日はとうに過ぎたモンベル

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大阪から到着の看板

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作業開始

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看板の取り付け完了

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作業途中に昼食 ネパ-ルレストランから出前  主食のチヤパティ

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試着室にとりかかる  商品のカラビナなど並ぶ

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窓の日よけ工事も開始

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モンベルカトマンドゥ店の完成

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