謹賀新年 ネパ-ルの牛 その四回目
2021年は丑年。
丑年にちなんで、4日前からネパ-ルの牛の写真を見てる。
今回も続いて、ネパ-ルの牛の写真を見てみる。ネパ-ルのヤク二回目。
ネパ-ルのヤク
前回に引き続き、同じ説明だが。
ヤクは、日本語で高山牛、といえば良いだろうか。
ヤクは、高地に順化した動物。順化は高度順応とは違う。高地に代々飼育され続けた結果、酸素の薄い気圧の低い土地で生きていける。
ヤクは、低地の気圧の髙い所に降りると死ぬとされていて、酸素濃度の薄い高地に適した臓器になっている。普通の牛と比較して、肺は2倍、心臓は1.4倍大きいらしい。
ヤクは寒冷地に適した長い毛。ヒマラヤの標高の高い場所での生息は、ネパ-ルの低標高とは雲泥の差。暑いくらいの亜熱帯気候のネパ-ル、でもヒマラヤは雪や氷の世界。ヤクは低気圧や寒冷に適した、蹄近くまで伸びた毛むじゃらな風体型。このヤクの毛、季節に応じて生え変わる換毛はない。
ヒマラヤ高地の家畜ヤク
ヤクは、ネパ-ルだけでなく、チベットやブ-タンなどでも、家畜として飼育されている。要するに、標高3千mを超すヒマラヤの地でなければ生存しない。
「ヤク」の元々の語源はチベツト語で、チベットでは雄のみの名前で、メスは「ディ」と呼ぶらしい。
ネパ-ルでは、地方によってヤクの飼育目的が異なる。ク-ンブヒマ-ルのエベレスト街道では、世界で一番お客が集まるトレッキング街道なので、その荷運びが主の役割。それに比べて、ランタンヒマ-ルでは、主にヤクのミルクから造るチ-ズ作りが飼育目的になっている。
ヤクは、牛であって牛でない、とも言われている。牛と同じ体型で角もあるし、牛科牛属。しかし、鳴き方が「モ-」ではなく、唸り声なので。
ネパ-ル・ク-ンブヒマラヤ
エベレスト8.848mがロ-ツェ8.516mの南壁から頭を出す
右の山がアマダムラム6.856m
タンボチェ村3.867mのヤクの群れ
ヤクの群れにはドライバ-が付きっきり
ランタンヒマ-ルの4千m
ミルク搾乳のヤク放牧の中に、トレッカ-のテント
ヤクミルクはチ-ズ製品になる
放牧中のヤクに降雪
このくらいの雪なら、陽が照ると一日で融雪
ムスタン圏のジョムソン2.743mでヤクの群
ポストモンス-ン季なので、牧草を求めて低地に下りる
子供のヤク
ヤクドライバ-と行きたくないヤク
左のヤクと右のゾッキョ ゾッキョは水牛とヤクの混血
毛の長さで判別
エベレスト街道の宿泊施設に使う日用品の運搬か
森林限界を越えて、登山隊の荷物
イヤリングでおしゃれな飾り付けヤク