koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルのバザ-ル 第125回

ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 第百二十五回目
13、ネパ-ル西部バイラワ地域のバザ-ル 第5回
バイラワ市内のバザ-ル 日曜日バザ-ルの三回目

 

 バイラワ市内の日曜バザ-ル写真三回目。
 前々回と前回は、バイラワ市内の日曜バザ-ル露天商の写真を見た。ここまでは、広場や路上に商品を並べたバザ-ルで、精々布テントを張ってのバザ-ルだった。
 今回は、広いバザ-ルの既設屋根の下の商売バザ-ルの様子写真を見てみる。
 唐辛子や豆類、そして乾燥ジンジャ-などの乾物、ライスや麦粉など、ここ一か所のバザ-ルでなんでも揃う品揃ぞろえだ。
 天井のない露天バザ-ルの売り手は、殆どがネパ-ル人だった。しかし、既設のトタン屋根の天井のある売り場では、売り子の顔を見れば一目で分かる、インド人だ。
 ネパ-ルは、中国チベットとインドに北側と南側の全てが囲まれた国。ここバイラワ周辺に住むタル-族とカトマンドゥ盆地周辺のネワ-ル族などが原住民のネパ-ル系ネパ-ル人、インド国境付近のインド系ネパ-ル人、そしてチベツトとの国境近くのチベット系ネパ-ル人が、それぞれ住み分けて暮らす。
バイラワ日曜日バザ-ルの営業主は高位カ-スト
 ここバイラワ市から西方側にかけては、インドと国境を接するタライ平野。歴史的に当然、その商機を握っている種族はインド系ネパ-ル人。人口の79%のヒンドウ教徒はカ-スト制度の教義・戒律があって、異種族間の婚姻は難しい。混血しない一種族が延々とその地域の歴史を作り、バザ-ルの売り手の全てがインド系ネパ-ル人なのは不思議なことではない。
 このバイラワ市日曜日バザ-ルの、売り子達はインド人だが、彼らは下位カ-ストに属していて、彼らの親方のインド人が高位カ-スト。インド国境が近くにあるバイラワ地方の、支配層になっている。
ネパ-ル地方栽培のオレンジの味は、インド地方栽培オレンジよりも美味しい
 わたしのネパ-ル人の友人は、比較的標高の高いゴルカ地方に農地を所有している。彼の農園にはオレンジが栽培されている。その収穫期間には、買い手にインド人のバイヤ-が来て、一本の木ごとに売買価格を決めて、収穫と輸送も含めて全てインド人が関わるらしい。
 ネパ-ルのオレンジ栽培は、収穫まで手間の掛からない果物で、その味はインドでの栽培オレンジよりも数段美味しいのがネパ-ルのオレンジ。買い手のインド人はネパ-ルで仕入れて、インドとネパ-ルの両国で販売する。

大規模な既設のトタン屋根の日曜日バザ-ル

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洋服屋さんも

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売り子の全てはインド系
日本人のわたしからは、全ての売り子が愛想のない目つきの鋭い顔に見える

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