ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 百六十三回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
14.サク-町の寺院 三回目 ヴァジラ・ヨギニ寺院Vajra Yogini Temple
サク-町を通過し、街はずれの北側町内から2kmも離れ、612段の階段を登った場所にあるヴァジラ・ヨギニ寺院の写真二回目。
仏教寺院なので、チベツト仏教僧侶や信者が多く訪れる。この寺院は仏教徒だけでなく、名前のヴァジラ・ヨギニ女神がヒンドゥ-教の神でもあるので、ヒンドゥ-教徒の礼拝も多い。
ネパ-ルの神前生け贄儀式
階段を上ると、寺院の少し手前に生け贄場がある。お祭りなどの日には、おおくの人がここまでニワトリや羊を連れ、生け贄に捧げる。帰りには持参したニワトリや羊の肉を持ち帰る。
ネパ-ルの宗教上の生け贄儀式は、日常的なもの。特に毎年10月に行われるダサイン大祭時には、雨期から比較的標高の髙い草地で飼われていた羊やヤギなどが、消費地の都会に移動して生け贄になる。
ネパ-ルの普段の食事のダルバ-ト(定食)は肉なしでも、この時の親戚一同が集まるティカの日の食事には、肉がたくさん盛られる。私も、ダサイン大祭やティハ-ル祭にネパ-ル人の友人宅に招かれ、楽しみなのは食事。
ネパ-ルの家庭の食事
親戚一同とわたしは、まず地酒のトンバやロキシ-とつまみのチュラ(煮た米を平たくつぶして乾燥)と肉料理で一杯。その後のダルバ-トは豪華肉つき。
ネパ-ル人は一日二食。そのかわり、一回の食事にわたし達日本人の二倍の量。一皿に盛ったダルバ-トのおかずは、その日の食材によってかどうかは判らないが、少し変化する。食事を作る、その日の奥さんの気持ち次第か。
わたしは、ネパ-ル人一家と一緒に度々外食する。わたしが外国人なので、特別に一緒に外食するのかもしれない。
ネパ-ルで生活するようになって12年。家族だけの外食は、あまり聞いたことがない。
わたしの借家の大家さん一家を誘って、日本食レストランへ出かけたことがある。2018年9月からの大家さん一家と、その大家さんの娘さんの嫁ぎ先一家だ。2007年からカトマンドゥのラジンパット地区に借りていた借家の大家さんが、この娘さんの嫁ぎ先。
ヴァジラ・ヨギニ寺院
ニワトリを脇に抱え寺院で礼拝
寺院手前の生け贄場
左の木の根元で、ニワトリや羊の首を生け贄
右側の赤い幕を張った場所で解体し、全ての骨付き肉や内臓など持ち帰る
仏教徒やヒンドゥ-教徒が並んで礼拝
ネパ-ル人の友人宅で
ネパ-ルのお酒のつまみ アルミの器のお酒は、アワ・ヒエのトンバ酒
ネワ-ル族食のつまみ
ネパ-ルのダルバ-ト
夕食後のデザ-ト シロップ付の甘いお菓子と手作りヨ-グルト
ネパ-ル料理のダルバ-ト
下・ダル豆ス-プ 真ん中・バ-トご飯 スプ-ンの右に野菜料理 鶏肉料理 野菜の漬物 パパディ チリ(唐辛子) ヨ-グルト