ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その百四十五回目
10.カトマンドゥ市内に点在する寺院と仏塔
その第17回 メイピ-寺院の二回目
前回から、わたしが2013年と2018年に借家生活をした、メイピ-地区にある寺院の写真を見てる。
その二回目。
前回、この寺院には、ヒンドゥ-教寺院の参道にチベット仏教のタルチョ-が飾れていることで、神仏習合と説明した。
ネパ-ルの神仏習合
神仏習合は神様と仏様が仲良くすること。なのに、寺院と仏教では神仏にならないのでは、との疑問が浮かぶ。そうではないことを説明しなければ、と考えた。
ネパ-ルやインドのヒンドゥ-教のテンプルは、通常「寺院」と書く。ゆえに日本の仏様を祀るね寺院の仏教を思うかもしれないが、違う。ヒンドゥ-教の寺院は、そこに祀っているのは仏様ではなく、全て神さま。ヒンドゥ-教は、仏教のように思えるが、実は寺院には神様を祀る、日本の神社に匹敵する。ゆえに、ネパ-ルでは、ヒンドゥ-教の神や寺院とチベット仏教僧院や仏像やタルチョ-が一緒になっていて、神仏習合なのだ。
ネパ-ルのヒンドゥ-教を仏教の一つ、と思う人がいるかもしれない、が、わたしは神を祀っているのだから、日本の仏教とは違うと考える。
ちなみに、ヒンドゥ-教の神は何人いるのか。インド神話には45人もの神様が出てくるらしい。
日本の神仏習合の歴史については、次回にでも、少し触れたい。
メイピ-寺院の写真二回目
標高50mの丘の上に登る途中の階段にある石彫刻仏塔
メイピ-寺院南門
寺院側からレンガ積みの南門
南側から登ると、西門と寺院が
テンプルの四隅を獅子が守る
テンプル入口にも2体の獅子
寺院入口脇の金属旗と鐘
ヒンドゥ-教寺院に観られる
ネパ-ル国旗の原形と云われる
レンガ積み寺院の入口は木彫刻
入り口彫刻の上部はト-ラナ
入り口の扉や窓の上に飾られ、仏像や神・獣が刻まれている扇型の半円形の木板や金属。神と仏が中央に彫刻されている。
石細工の夫婦神
コブラが後ろから守っている