koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルの宮廷と寺院・仏塔 第121回  ボダナ-ト・ストゥパ-周辺の僧院 4回目 サンゲトン・ゴンパ

ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その百二十一回目 

カトマンドゥ盆地内の寺院や仏塔 

ボダナ-ト仏塔と、その周辺地域の僧院や寺院 四回目 サンゲトン・ゴンパ

 

4.サンゲトン・ゴンパ チベット仏教カギュ派

 ボダナ-ト・ストゥパ-の外周にあるサンゲトン・ゴンパ、カギュ派ゴンパで早朝に、僧侶によるチベット仏教特有打楽器の宗教音楽を奏でている。

チベット仏教カギュ派

 カギュ派は、チベット仏教の4大派閥宗派のひとつ。11世紀に翻訳されたタントラ(密教経典)に従う宗教、といわれている。

 開祖は、マルパ・ロツァワとその弟子のミラレパ。ミラレパ以来、レパといわれる在家行者が白い絹衣を纏(まとい)い、白派ともいわれる。

マニ車

 マニ車は、サンスクリット語でचिन्तामणि、摩尼車と書く。チベット仏教の仏具で、クルクルと廻すので転経器(てんきょうき)とも呼ぶ。

チベット仏教マニ車を右回りに回す。

一回まわすと、一回お経を唱えたと同じ功徳がある。

 マニ車の側面や中には、マントラが刻まれていたり、丸められた経文が納められている。

手に持つマニ車や、寺院には数十センチから数mの巨大マニ車がある。

 ボン教マニ車は、左回しで、中に収める経文もボン教経文でなければならない。

どうしてマニ車は右回りなのか

チベット仏教やヒンドゥ-教では右が貴重とされている。どうしてなのか。

わたしなりに考えてみた。

 ブッダ・お釈迦様の誕生は、ネパ-ルのルンビニで母親マ-ヤの右わき腹から生まれたと云われている。どうも、この右わき腹の「右」が以後、色々な場面や歴史の経過で、「右手」「右回り」になったのでは。

右肩も宗教信仰の云い方では貴重。

 マニ車を右手で右回りに。そして、仏塔を回るのに右回り。マニ石も右回りに廻る。

 その反対に、ヒンドゥ-教徒やネパ-ルでは、左手は不浄の手として、食事は右手で行なっている。

 

サンゲトン・ゴンパ

ゴンパの外にも中にもマニ車

f:id:koyaken4852:20190103113739p:plain

f:id:koyaken4852:20190102131726p:plain

f:id:koyaken4852:20190103113933p:plain

f:id:koyaken4852:20190103113954p:plain