ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その四十九回目
寺院と仏塔 その三十二回目 カトマンドゥ旧王宮広場の寺院と仏塔 その三十一回目
22.ジャガナ-ト寺院 Jaganath Temple
前回は、クリシュナ寺院の写真を見た。
今回から、プラタップ・マッラ王石柱を、くるっと取り囲むように並んでいる寺院や神像などの写真を見てみる。時計回りの逆廻りに、ジャガナ-ト寺院・ビシュヌ寺院・インドラプル寺院・カ-ラ バイラブ神像と並ぶ。
今回はジャガナ-ト寺院。
ジャガナ-ト寺院は、カトマンドゥのダルバ-ル(王宮)広場では最も古い二階建ての建物で、1563年にマヘンドラ・マッラ王によって建立。マヘンドラ・マッラ王の国王在位は1560年~1574年。
ジャガナ-ト寺院は、ハヌマン宮殿の入口近く、プラタップ・マッラ王石柱の奥に位置する。
官能的エロチックな木彫りの柱やトゥンダ-ル
寺院の天蓋を支える柱やトゥンダ-ルと呼ばれる軒先を支える方杖に彫刻された木彫は、クリシュナ神に捧げられた彫り物。
この木彫の彫り物は、ネパ-ルのヒンドゥ-教の官能的な姿態で媾合(こうごう)し合う彫刻や、ネパ-ルの男女像の男神の膝にかわいらしい女神が乗っている姿。男女の性器を愛撫し合う像。女が自分の性器を参拝者へ見せる像、などなどエロチックな表現が並ぶ。ネパ-ル人にとっては魔よけとか豊穣の豊作願いの表現でもある。
22.ジャガナ-ト寺院 Jaganath Temple
右奥に王宮のドカ入口門
2015年4月25日ネパ-ル大地震前
2015年4月25日ネパ-ル大地震後
2015年4月25日ネパ-ル大地震後
毎年9月に開催されるインドラ・ジャトラ祭のセト・バイラヴァ神の横断幕が飾ってある