koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルのバザ-ル 第136回

ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 第百三十六回目

14、ネパ-ル東部のバザ-ル 第6回

カンチェンジュンガ峰エリアのポ-タ-たち

 

 前回は、ネパ-ル東部のインドとの国境近くのタブレジュン空港を見た。

 今回は、前回に引き続き、カンチェンジュンガ峰エリアの荷物担ぎをする人たちの写真を見てみる。

 「ネパ-ルのバザ-ル」の表題には似つかわしくないかもしれないが、建築材料を運ぶのは商売。

 2000年に訪れた、ネパ-ル最東北部の世界第3位の高峰カンチェンジュンガの聳えるタブレジュン郡。トレツキングで河や峠を越えて、片道一週間歩いた、背に色々な荷物を担ぐ人達に出会った。

 家の建築材料を運ぶ姿。軽く50kgは超える重量なのだろう。そして、牧草や焚き木を竹籠のドッコに入れて運ぶ若い女性たち。皆荷物に一本の紐を括り付けて、その紐を自分の額にかけて背負っている。額の紐にかかる重量は、そのまま強靭な首の力を表していた。

 わたし達夫婦のネパ-ル・トレッキングで、雇うポ-タ-は全て現地の農家などの息子たち。ネパ-ルのトレツキング街道には、商売としてのポ-タ-が居る。その他にも、荷運び専用のドンキ-(ロバ)やヤクなどの動物も見かける。

ネパ-ル・トレッキングに素人ポ-タ-

 わたし達の雇用するポ-タ-達は、雨季のモンス-ン季節には、自分の家の畑を耕す毎日。それが、プレやポスト・モンス-ン季の農家の農繁期でない季節は、家でゴロゴロしてるお兄ちゃんたちなのだ。賃金をもらう仕事をしたことが無い彼ら。声をかけると直ぐに支度して、一週間二週間のトレッキング・ポ-タ-として働いてくれる。

 職業としてのポ-タ-でない素人の彼らは、素直で取っつき易く、決して賃上げストライキはしない。

職業ポ-タ-達は、一日の目的地が決まると、お客の私たちとは別行動となるのが普通。だが、私の女房のトレッキングはスケッチ旅行でネパ-ルを描くのが目的で、日程はあるようでない、のだ。

 わたしの女房は、ネパ-ルの絵画を描きに、1985年以降毎年のように、ネパ-ル各地を訪れていた。それで、毎回同じガイドを連れて歩くようになり。女房専用のそのガイドは、職業ポ-タ-でない素人ポ-タ-を、探すのが自然と上手になった。素人のポ-タ-は、ポ-タ-の役割をあまりよく知らなく、いつもお客と一緒に歩くことになる。これが良い。目的地の一つ手前の村で泊まったり、滞在しても楽しい村には連泊したり、行き当たりばったりの旅に、最適なポ-タ-なのだ。

 ネパ-ル・タブレジュン郡の建築資材運搬のポ-タ-

背負う木材は、果たして何kgか

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牛やヤギの牧草運び

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わたし達の雇った、現地のお兄ちゃんポ-タ-達

いつも行動は一緒

背に20kg以上の荷物

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ダウラ(焚き木)をドッコで運ぶ若い少女たち

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わたし達のポ-タ-が焚き木担ぎを担いで

峠の小屋で一服

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