ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その七十二回目
パシュパティナ-ト その八回目
パシュパティナ-ト寺院
カトマンドウ市内のパシュパティナ-ト寺院八回目。
今回は、2015年4月25日のネパ-ル大地震の影響で壊れた、パシュパティナ-ト寺院エリア内り寺院の様子を見る。
世界文化遺産パシュパティナ-ト寺院自体は、大きな地震だったが大丈夫だった。
周辺寺院のヴィシュワル-プ寺院が全壊し、多くの仏塔も全壊した。又石を積み上げて建設されていた仏塔の石がずれたままで、今後の余震で壊れるかもしれない状況になっている。
ネパ-ル大地震
2015年4月25日午前11時56分のネパ-ル大地震は、カトマンドゥの北西約70kmに位置するガンダキ県ゴルカ郡が震源地。
地震の規模はアメリカ地質調査所の観測デ-タ-でマグニチュ-ド7.8。日本の観測では8.2だった。ちなみに、2011年3月11日の日本の東日本地震は9.0だった。
私はネパ-ル大地震後一年半経過したカトマンドゥの街や世界遺産地を訪ねたが、地震で倒壊したガレキなどは全て撤去されていた。所どころに柱や梁に利用されていた木材が置いたままになっていたり、レンガや崩れた石が積み上げられていた。
今回パシュパティナ-トで写真紹介するが、各地で石がずれたままの情況がある。これはずれを直すには一度解体しなければならない。多くの建築物がつっかえ棒で、余震による倒壊を予防処置してはいるが、これらの建物も解体して再建が必要なのは誰でも判る情況になっていた。
ネパ-ル大地震で多くのネパ-ル人やネパ-ルを訪れていた外国人を含めて9千人が亡くなった。エベレストベ-スキャンプだけでも19人が死亡。札幌在住の女性は、地震の揺れで発生の氷河雪崩の爆風で足を骨折。
ランタンヒマ-ルでは、外国人トレッカ-約100名が行方不明と死亡。
現在のネパ-ルの建造物は、地震で壊れたり壊れかかっている建造物が多い。再建すれば良いのだが、ネパ-ル自体でネパ-ル政府が修復する姿勢が見えない。余震で壊れないために、つっかえ棒をしているだけ。
壊れかかっていたカトマンドゥ盆地の世界遺産建造物は、国際連合や諸外国の援助で私有服作業が進んでいる。
ヴィシュワル-プ寺院(Vishwarup Temple)
二階建の居住家が一周している
中のヴィシュワル-プ寺院は全壊し姿がない
ヴィシュワル-プ寺院はヒンドゥ-教寺院なので、異教徒は入れなかった
寺院は全壊、現在は入場を許される
倒壊した木造部分の柱などは、その場に置かれている
地震前の寺院尖塔部分
地震後のゴロンと置かれている寺院尖塔部分
数多くの仏塔(ストゥパ)が並んでいる
地震で壊れた仏塔(ストゥパ)
地震で石がずれたままの仏塔
右後のゴラクナート寺院は無事
手前の仏塔は地震で壊れている