ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その四十六回目
寺院と仏塔 その二十九目 カトマンドゥ旧王宮広場の寺院と仏塔 その二十八回目
18.タレジュ・ベル Taleju bel
前回は、シンハ・プラタップ・マッラ王の石柱像の写真を見た。
今回は、前に写真を見たシヴァ・パ-ルバァティ-寺院の北側・真裏に並ぶ、ビシュヌ寺院の左側のタレジュ・ベルの写真を見てみる。
シヴァ・パ-ルバァティ-寺院からは、このベルと.スト-ン・ビシュヌ寺院・サラスワ-ティ寺院が続いて並んでいる。
タレジュ・ベルは大きな釣鐘で、1797年にラナ・バハドゥール・シャー王と彼の妻・女王ラジエスウォリ・ラジRajeswori Rajによって建立。
女神タレジュTaledźuが悪霊を祓うために鳴らされたとする。現在はこのカトマンドゥ王宮広場の儀式時やデグダレジュ寺院でプジャ(お祈り)がある際に鳴らされる。
女神タレジュTaledźu
ヒンドゥーの女神タレジュは、シヴァ神の后で(ドゥルガーと同一視されることもある)、一撃で相手を倒す力を持っていて、憎悪とか嫉妬といった女性の裏側の力をも象徴する女神。とくに国家を守護する非常に力のある神でもある。そのタレジュ女神の乗り移りする姿として、現在は生き神様のクマリが崇拝されている。
18.タレジュ・ベル Taleju bel
タレジュ・ベルとスト-ン・ビシュヌ寺院
タレジュ・ベルとスト-ン・ビシュヌ寺院・サラスワ-ティ寺院
シヴァ・パ-ルバァティ-寺院の北側・真裏に並ぶタレジュ・ベル