ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その二十四回目
寺院と仏塔 その七回目 カトマンドゥ旧王宮広場の寺院と仏塔 その六回目
前回は、カスタマンダプ寺院の北側にあるアショク・ビナヤク寺院を写真で見た。
今回は、カトマンドゥ王宮広場内にある寺院や仏塔の四番目、クマリの館の写真を見てみる。
ニユ-ロ-ドからカトマンドゥ王宮広場(ダルバ-ルスクエア-)に入り、バサンタプル広場を進むと南側にクマリの館のレンガ造りの横壁が正面に見える。
建物は、1575年にジャヤプラカ-シュ・マッラ王が建造。窓枠の木彫りの彫刻があり、2頭の獅子に守られている。中庭のクマリ・チョ-クと、見事な木彫り彫刻を施したバルコニ-の三階からなっている。
ネパールの女神クマリの化身として崇拝される少女の宿舎
ネパールの女神クマリの化身として崇拝される少女の宿舎になっている。
正面の三階の黄金の窓は、通常クマリが顔を出してくれる窓。普段は、定時となる11時~12時の間、または、16時~17時の間であれば、館の住人となるクマリのお世話係に御布施を渡すことで、クマリを見ることができる。
ここのクマリは、写真撮影が一切禁止されており、窓に出られたとしても、その姿を写真に収めることはできない。
ここに住むクマリは、2008年の国王退位までは、ロ-ヤル・クマリと呼ばれていた。
カトマンドゥ盆地には10人のクマリが居て、カトマンドゥ市内に4人居る。
トゥンダ-ル 軒先を支える方杖。王宮や寺院に見られ、寺院に祀られている神に関するさまざまな神獣や神像が彫られている。
ト-ラナ 扉の上に飾られている、仏像や神・獣が刻まれている半円形の板。神と仏が中央に彫刻されている。
ガジュ-ル 屋根の頂にある先の尖った金属製のもの。天から神様が降り立つ目印になる。金色のベル形や壺形・相輪・宝珠などの形が組み合わさっている。本尊のヴィシュヌ神の武器である三叉戟(さんさげき)が立っているものもある。
4.クマリの館 Kumari Bahal
クマリの館は左奥の建物
ガジュ-ル 屋根の頂にある先の尖った金属製のもの。天から神様が降り立つ目印
ガジュ-ルから下の窓に届く金色の帯は、神の伝わる道
2頭の獅子に守られたクマリの館、三階の黄金の窓からクマリが顔を見せる
クマリの住宅、二階・三階への入口
なぜか日本人にだけ分かる「外国人侵入禁止」の看板
宗教が日常的でない日本人は、ヒンドゥ教寺院へ入る
窓枠やバルコニ-の木彫は素晴らしい
クマリ・チョ-クと呼ばれる中庭
ト-ラナ 扉の上に飾られる、仏像や神・獣が刻まれている半円形の板
神と仏が中央に彫刻されている