ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十一回目
北海道のエ-デルワイス・薄雪草 その六回目
礼文島の花 その5回目
前回は、礼文島の植物の5回目の写真を見た。
今回は、礼文島の植物の最終回6回目の写真を見てみる。
礼文島の植物は5月から9月まで楽しめるが、高山植物の生育環境を見ると分かる様に、雪解けと同時に花が咲きみだれて虫を呼び、短い夏を予期したように、子孫を残す。雪の少ない様似町アポイ岳の次に高山植物が見られる、礼文島の6月が一番鑑賞機関として良いのだろう。
礼文島の民宿
礼文島にも小さいホテルがあるが、何といっても礼文島の宿泊場は民宿が一番。礼文島の民宿の食事は、全国に知れ渡っている。ホテルの食事の豪華さとは異なる。説明しがたいほどで、勿論海の恵みのウニがおかずの一品につく。そして、おかずの品数の多さが、出された瞬間に、食べる訳でないのに、舌やお腹に美味しさを覚えるから面白い。
日本中から来るお客さんで、6月に入ると民宿は定員いっぱいとなる。半年前の予約でなければ、確実に泊まれない。
礼文島の民宿・はな心
オオカサモチ(大傘持)Pleurospermum uralense
セリ科オオカサモチ属の多年草。別名オニカサモチ
草丈1mを超える大きな草で花も大きい。
直系30cmにもなる花の塊が特徴。この大きな花を傘に見立てて付けられた野が大傘持という名前。
セリ科の花なので、花のひとつひとつは小さく地味。一本の太い茎から、中央に大きな花穂が開き、その後周囲にも小さな花穂が競りあがってきます。
センダイハギ(先代萩)Thermopsis lupinoides
『先代萩(センダイハギ)』の名は仙台を舞台にした歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」からつけられたとされている。
紫系統の色の多いマメ科の花の中で澄んだ黄色の花を咲かせ、高さは大きいもので 80センチほどになる。
レブンキンバイソウ(礼文金梅草)Trollius ledebourii var. polysepalus
日本では礼文島にのみ自生するレブンキンバイソウは比較的大きな高山植物に属しますが、花弁状に見えるのは実は萼で、花弁はおしべのように見える。
お隣の島『利尻島』では同じ仲間で、やはり日本では利尻島にのみ自生し、めしべの先が赤くなるボタンキンバイが自生する。
ミヤマキンポウゲ(深山金凰花)Ranunculus acris var. nipponicus
高さ30センチほどになる黄色の花。桃岩展望台から元地灯台に向かう遊歩道では道の脇に並ぶように咲き、あたかも道案内をしてくれているよう。
心浮き浮き進むと更に大型で同じキンポウゲ科のレブンキンバイソウに行き着く。
ミヤマキンポウゲが妹ならばレブンキンバイソウはさしずめお姉さんというところ。
ミヤマオダマキ(深山苧環)Aquilegia flabellata var. pumila
花冠の外側は青紫色の萼片が5枚、内側は花弁で上半分は白色、青紫色の基部は長く伸びて距(きょ=後ろに飛び出た部分。)になる。
和名は深山に生える苧環(おだまき)のことで、苧環とは昔、麻糸を巻いた道具で花の形が似ていることによる。
高山植物でも比較的大型で高さ25センチほどになり、ここ礼文島では人家の近くでも咲き、この花が高山植物であることを疑ってしまうくらい繁殖力が強いのも特徴。
この花の名は?
はい松の隣に咲くこの花の名は?
この花の名は?