koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルの樹木と花 第36回目 

ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十六回目 

ネパ-ルのマリ-ゴ-ルド その三回目 マリ-ゴ-ルドを使ったお祭りティハ-ル祭の二回目

 

 前回は、ネパ-ルのマリ-ゴ-ルドの花を使用したネパ-ルのお祭りのティハ-ル祭、第一回目の写真を見た。

ティハ-ル祭の五日間

 5日間行われる祭りは、一日目がカラスを祝福、二日目に犬、三日目牝牛、そして四日目にラクシュミ-神の日、最後の五日目が兄弟姉妹の日と続く。

 カラスはすぐに捕まえられないので、犬や牛の日には、犬や牛にマリ-ゴ-ルドの花を掛けてお祝いする。そして、たらふくご馳走を食べさせる。牛や犬にも額にティカを付けて、その犬と牛の額に右手を当てて、自分の額に祝福が移動するかの様に当てる。

 カトマンドゥ市内の昔のティハ-ル祭時には、上部カ-ストの家の一階に牛小屋があり、牛飼いが住み込みで牛の世話をして、近所の草を食べさせていた。その牛に近所の住民がお祭りのお供えを持って、多数押し寄せた。牛の頭から香油をかけ、角にも油を塗り、首や胴体にマリ-ゴ-ルドの花、尻尾には祝福の紐が結び付けられた。やって来た人々は、牛の前で線香を焚き、背中に賽銭の小銭を乗せて祝福したようだ。

ティハ-ル祭五日目のバイ・ティカ

 ティハ-ル祭の五日目、女性から男性へ祝福のティカをする。この祭りの神はお金の神のラクシュミ-神。男性の商売が繁栄しますように、お金が儲かりますように、との祝福をこめて男性の額に七色ティカを施す。

 わたしは11年前からネパ-ルで生活している。ネパ-ルのお祭りになると、「明日親戚があつまるからぜひ来て」とネパ-ル人の友人達からお誘いの電話がくる。

 

ティハ-ル祭で道路に飾り付け

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4日目 ネワ-ル族の新年 ハッピ-ニユ-イヤ-

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前回に続いて、バイ・ティカの儀式二回目 

ティカ儀式の準備 祝福の食べ物(ヨ-グルトなど)

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従兄妹いとこの姉妹がいとこの男性に七色ティカ儀式

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祝福のヨ-グルト

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いとこ同士

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ネパ-ルの友人奥様から

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ネパ-ルの友人一家

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友人のライ族一家・従兄妹いとこ同士

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わたしがもらって帰ったお土産

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ネパ-ルの樹木と花 第35回目

ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十五回目 

ネパ-ルのマリ-ゴ-ルド その二回目 マリ-ゴ-ルドを使ったお祭り

 

前回は、ネパ-ルのマリ-ゴ-ルドの花の写真を見た。

 今回は、ネパ-ルのお祭りの花、マリ-ゴ-ルドを使用したネパ-ルのお祭りを写真で見てみる。

 ネパ-ルのお祭りでは、マリ-ゴ-ルドの花をお祝いに使用する。花を編んで首輪にしたり、花びらを身体や頭の上からかけて祝福に使われる。

 ネパ-ルの祭りの数は多い。毎月のようにお祭りがる。ネパ-ルの民族は50以上あると云われていて、その民族ごと地方ごとに祭りを営み、楽しんでいる。民族ごとに言葉も異なる。又、ネパ-ル人の80%の信者がいるヒンドゥ-教や、10%のチベット仏教の祭りがある。

 ここでは、マリ-ゴ-ルドの花がその祝福に多く使用される祭り、ティハ-ル祭を写真で見てみたい。

 

ネパ-ルの一大祭・ティハ-ル祭

ネパ-ルの首都カトマンドゥに多く住むネワ-ル族の新年の祭り。

 ネパ-ルのカ-ストの最上部に君臨する、ネパ-ル系ネパ-ル人のお祭りだったが、現在では宗教宗派に関わりなく、ネパ-ル全土のお祭りに定着している。

 ティハ-ル祭は5日間行われる。2014年は10月21日~25日まで。2016年は10月28日~11月1日までだった。

 ネパ-ルのお祭りは毎年決まった日に開催されるわけではない。ネパ-ルではお祭りに限らず、多くの行事が占い師(占星師)の占いによって、年間計画が決定する。ネパ-ル人が外国旅行をする予定の時も、占い師がネパ-ル出発日を決めるくらいだ。勿論フライトが航空機会社のスケジュ-ルがあるので、占い師もその会社のフライト日程に従うのだが。ネパ-ルに国王が居た時には、国王の海外旅行日を星占師が決めていたくらい。

 以前はネワ-ル族の新年のお祝いだった、と書いたが、現在ではヒンドゥ-教の秋のお祭り、と紹介されたりしているので、現在ではネパ-ルの最大の祭・ダサイン大祭の次に二番目に大きなネパ-ルの祭りといえる。

 ネパ-ル歴の本当の1月1日は、西暦で4月14日になっている。このネパ-ルで普通に使用されている暦は、ヴィクラム歴。ネワ-ル族が自分の民族を強く主張するために、わたしはこのお祭りを行ったとも考えている。ネワ-ル族の新年をお祝いする目的で始まったティハ-ル祭は、現在ではネパ-ル人全員が「光の祭り」「お金の祭り」として親しんでいる。

 

ティハ-ル祭の日程

 ティハ-ル祭は光の祭りで、お金の祭り。そして、ティハ-ル祭は五日間にわたって一日いちにちが違う儀式などを執り行う。

 光の祭りである昔のティハ-ル祭は、ロ-ソクや小さな素焼きの皿に菜種油を入れて火を灯し、家の内外に置いた。現在では、電気を使い色とりどりの電球を家の外に飾る。

 この光に誘われて、お金の神様ラクシュミ-神が家の神間(仏間)にやってくる。家々では、門から神間まで、ラクシュミ-神の道の線を描いて迎え入れる。卑しく人間はこの線を踏んではいけない。

 祭りの一日目はカラスの日。二日目は犬の日。三日目は牝牛の日。それぞれ犬や牛に祝福のマリ-ゴ-ルドの花が飾られて、お腹いっぱいの食事が与えられる。

 四日目がネワ-ル人の新年。この日にラクシュミ-神がやってくる。お金の神様は、男の商売や職業の繁栄を願うもの。年下の女性が歳上の男の健康と繁栄を願って、男の額にティカの儀式を行う。「バイ・ティカ儀式」と云われ、女性の守護力を男性に与える七色のティカを付ける敬けんな儀式が行われる。男の頭から祝福のマリ-ゴ-ルドの花が浴びせられる。

 この儀式のため、親戚一同が集まる。儀式は厳かに執り行われるが、現在では儀式後は花火をしたり、飲食をしてガヤガヤとお祝いする。

 ダサイン大祭では、男女が入り混じってティカを付け合うが、ティハ-ル祭では女性が男性に7色ティカを行う点で異なる。ティカ儀式でダサイン大祭と異なるのは、儀式の後にダサイン大祭が大人の男が子供達にお小遣いをあげるのに比べ、ティハ-ル祭では男がティカをしてくれる女性の足元にひざまずいてお金を差し上げる。

 四日目の夕方から、家の前にマンダラを描く。夜間にラクシュミ-神が導かれるが、このマンダラから神間まで線が引かれる。

ネパ-ルのラクシュミ-神

 ラクシュミ-神は、ヒンドゥ-教主神で宇宙維持神のヴィシュヌ神の妻。日本語名では吉祥天。神像は大胆に豊満な大きなオッパイを見せ、冠や首飾りなどの目もくらむ宝石を身にまとう。人間の欲望の地位・名誉・お金・美しさ、などを司っている。ネパ-ル人には人気がある究極の美人神でもある。

ティカを額に付ける儀式

 ダサイン大祭では、最初に長老が祝福のティカを行い、その後に男女が入り混じってティカを付け合う。ティカは、米(ごはん)をそのまま額につけるのと、米に赤色を付けるので異なる。赤色を付ける付けないの違いは、民族でことなる、という説がある。ティハ-ル祭では女性が男性に7色ティカを行う点で異なる。もう一つティカ儀式でダサイン大祭と異なるのは、儀式の後にダサイン大祭が大人の男が子供達にお小遣いをあげるのに比べ、ティハ-ル祭では男がティカをしてくれる女性の足元にひざまずいてお金を差し上げる。

 ティカを額に付ける儀式の始まりは、色々と諸説異なるいわれがあるようだ。一説には、戦いに勝利した王様の額にティカし、そのことを王様が大層喜んで、王様が一般の国民市民に広げた。

 

ティハ-ル祭お祝いの品販売

線香・灯明・マリ-ゴ-ルドの花

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ティハ-ル二日目・犬の日 マリ-ゴ-ルドの首輪をする犬

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七色のティカを販売

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ティハ-ル祭のティカのプジャ

普通は年下の女性が歳上の男性にプジャのティカをするが、今日はシェレスタ家の一番年下の小中学校5年制シダンタ君が居るので、この仕来たり通りではない。

ツゥルシ-邸の一階のフラットに住む国際銀行カトマンドゥ支店に勤務するナタリアさんもネパ-ル衣装の正装で同席。

まずは線香を焚きお祈り

次いで聖水とマリ-ゴ-ルドの花をマンダラに降りかけお祈り

糸を編んだものを首にかける

祝福の赤色ティカの儀式

4灯明を灯す

マリ-ゴ-ルドの花の花輪を首にかける

マリ-ゴ-ルドの花を何回も頭の上へかける

祝福の七色のティカの儀式

贈り物

そして最後にテイカをしてもらう人がご祝儀を返す

およばれのナタリアさんも七色のティカ

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ティハ-ル祭 祝福のマリ-ゴ-ルドの花

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ネパ-ルの樹木と花 第34回目 

ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十四回目 

ネパ-ルのマリ-ゴ-ルド 

 

前回は、ネパ-ルの竹を写真で見た。

今回は、ネパ-ルのマリ-ゴ-ルドの花の写真を見てみる。

マリ-ゴ-ルドはネパ-ル語で「サエパットリ」。デバナガリ文字でf:id:koyaken4852:20180126113720p:plainと書く。

 ちなみに、日本語は書き方もしゃべり方も、日本語の書き方話し方と表現するが、ネパ-ルでは話し方はネパ-ル語で書き方をデバナガリ文字という。デバナガリ文字は、インドのサンスクリット文字などと元々は共通文字から派生して使用されている。

 普通に栽培するマリ-ゴ-ルドは、色々な種類があり、世界中で50種類くらいあるらしい。白色のアフリカン・マリ-ゴ-ルド。花が一重咲のメキシカン・マリ-ゴ-ルド。花経が大きいフレンチ・マリ-ゴ-ルド。そして、花径がやや小さく中輪種で5cmくらいのフレンチ・マリ-ゴ-ルドなど。

 ネパ-ルでは、どこの家でも庭で栽培され、鉢植えも多い。お祭り時には、ほとんどがもぎ取られて花がなくなっている。ネパ-ルの

 

ティハ-ル祭に多く使用

 ネパ-ルのお祭り時に使用されるのは、中輪種フレンチ・マリ-ゴ-ルドで、色は濃い橙色。

 ネパ-ルのお祭り、ティハ-ル祭が始まる数日前から、バザ-ル内やいたる所で、お祭りに使用する物と混じって販売されている。

 花は編んで首に掛けたり、小さく切ってティカ儀式の際に頭からかけたりして祝いに使用する。

ネパ-ルでは、マリ-ゴ-ルドの花を使って多くの祭りを祝っている。

 今回はネパ-ルのマリ-ゴ-ルドの花の写真を見るが、せっかくの機会なのでティハ-ル祭についても、次回以降にじっくりと見てみたい。

マリ-ゴ-ルドを少し調べてみた。

 学名をTagetes 。和名でクジャクソウ(孔雀草)や万寿菊・千寿菊。キク科マンジュギク属(タゲテス属)。 

 

ネパ-ルの家の庭にはマリ-ゴ-ルドが植えられている

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お祭りが近づく、マリ-ゴ-ルドの花は編んで売られている

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祭の儀式に使用する、葉っぱの皿に入れて

線香や灯明・果物と一緒にマリ-ゴ-ルドの花

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ホテルや高級品店などの入口に置かれている

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祭りの神輿にはマリ-ゴ-ルドの花飾り

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ネパ-ルの樹木と花 第33回目 

ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十三回目 

ネパ-ルの竹・竹林 

 

前回は、ネパ-ルの菩提樹の木を写真で見た。

今回は、ネパ-ルの竹の写真を見てみる。

竹はネパ-ル語で「バ-ンス」。デバナガリ文字でf:id:koyaken4852:20180125155330p:plainと書く。

アジアは竹文化圏

 竹や竹林は、日本や中国でも観光地として有名。東アジアからネパ-ル方面の東南アジアにかけて竹が生育している。日本の竹は、元々自生していたものでなく、中国からの移植だと云われている。日本中に竹林があって、多くのアメリカやヨ-ロッパ人が、日本の竹林観光見学で訪れているのを見ると不思議だ。

 インドの紅茶で有名なアッサムからビルマにかけて、焼畑農業の跡に竹が大規模に侵入した竹林があるらしい。

 この竹、自生しているだけでなく、竹製品として生活用品に加工されて使われている。竹は竹製品として日常使用されているので、竹文化と云えるだろう。欧米の竹や竹製品は、あまり聞かないので、アジアは竹文化圏とも云える。

ネパ-ルの竹製品

それでは、ネパ-ルの竹製品はどの様なものがあるのか、見てみよう。

 まず、最初にネパ-ルで目につくのはドッコ。現在では、山岳地帯で、ロ-カルポ-タ-が荷運びに使っている。昔のネパ-ルでは、都会でも山岳方面でも、誰でもが竹籠のドッコを担いで道路を歩いていた。

 ネパ-ルの竹製品でその他には、色々な物が散見される。竹を細工して作られたものは、笊ザル・竹筵ムシロ・竹棚・竹椅子・竹机など。大きなものでは竹のブランコや鶏小屋・建築足場などがある。お母さんが赤ちゃんの子守に背負う子守籠なども見かける。日本では尺八や横笛だが、ネパ-ルでは横笛が売られている。

日本では竹竿サオで干し物をかけて干すが、ネパ-ルでは洗濯物を干す竹は見かけない。

 

カトマンドゥ市内の竹

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竹製品 竹細工品の販売店

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ネパ-ルのブランコ バンブ-スイング

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竹を組んだ工事足場現場 

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竹の横笛売り

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ドッコを担ぐロ-カルポ-タ- キッチンボ-イ

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ドッコ

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ガスボンベのシリンダ- 中身の入ったシリンダ-は何kgか

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焚き木運びのネパ-ル女性達

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左のお母さんの背中には、竹籠に赤ちゃんが

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ネパ-ルの樹木と花 第32回目 

ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十二回目 

ネパ-ルの菩提樹 

 

前回は、礼文島の植物の最終回6回目の写真を見た。

 ネパ-ルの植物と花の写真を見ていて、エ-デルワイスの花の写真を見た次に、北海道のウスユキソウの写真を見てみた。大平山と礼文島の薄雪草に続いて、礼文島高山植物の写真6回にわたって見た。

今回は、ネパ-ルの植物と花の写真に戻ることにする。

 

ネパ-ルの菩提樹

ネパ-ルの菩提樹の木は、ネパ-ル中に見られる。

 わたしがネパ-ルヒマラヤの登山やトレッキングでネパ-ル滞在中に見た菩提樹の木は、ネパ-ル登山のロ-カルポ-タ-達が、要所ようしょに繁っている菩提樹の場所で一本取る時。

 大きな木の菩提樹の周りに大きな石を積み重ねて、人々が休める場になっていた。今からでは、もう昔のネパ-ルになるが、ポ-タ-の背に担ぐ荷持が重く、ポ-タ-は勿論多くのネパ-ル人の休憩所になっていた。

 わたしは11年前からネパ-ルで生活している。カトマンドゥ市内の大木になっている菩提樹は、その根から幹になっているところが、大きく幹が割れていて、その場所に小さなテンプルをはめ込んだ小寺院となっていて、近所のヒンドゥ-教徒住民の祈りの場になっている。

 

ネパ-ル語の「チョ-タラ」

 登山のキャラバンやトレッキングル-トにある菩提樹。そして、山間部の村の広場に繁っている菩提樹。これらの大木の菩提樹の周りは、必ずといっても良いほどに石垣で囲まれている。ここを通る人々の休憩場となっていて、村人の憩いの場でもある。

菩提樹の樹木は歩く人や村人の中心地、そのことをネパ-ル語でチヨ-タラと云う。

 

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菩提樹の根元が祠となっている。根というか幹が祠を抱きかかえていて、祠の真上から幹が伸びている

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ネパ-ルの樹木と花 第31回目 北海道(ネパ-ル)のエ-デルワイス・薄雪草 その9 礼文島の花 その5回目

ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十一回目 

北海道のエ-デルワイス・薄雪草 その六回目

礼文島の花 その5回目 

 

前回は、礼文島の植物の5回目の写真を見た。

今回は、礼文島の植物の最終回6回目の写真を見てみる。

 礼文島の植物は5月から9月まで楽しめるが、高山植物の生育環境を見ると分かる様に、雪解けと同時に花が咲きみだれて虫を呼び、短い夏を予期したように、子孫を残す。雪の少ない様似町アポイ岳の次に高山植物が見られる、礼文島の6月が一番鑑賞機関として良いのだろう。

 

礼文島の民宿

 礼文島にも小さいホテルがあるが、何といっても礼文島の宿泊場は民宿が一番。礼文島の民宿の食事は、全国に知れ渡っている。ホテルの食事の豪華さとは異なる。説明しがたいほどで、勿論海の恵みのウニがおかずの一品につく。そして、おかずの品数の多さが、出された瞬間に、食べる訳でないのに、舌やお腹に美味しさを覚えるから面白い。

 日本中から来るお客さんで、6月に入ると民宿は定員いっぱいとなる。半年前の予約でなければ、確実に泊まれない。

 

礼文島の民宿・はな心

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オオカサモチ(大傘持)Pleurospermum uralense 

セリ科オオカサモチ属の多年草。別名オニカサモチ

草丈1mを超える大きな草で花も大きい。

 直系30cmにもなる花の塊が特徴。この大きな花を傘に見立てて付けられた野が大傘持という名前。

 セリ科の花なので、花のひとつひとつは小さく地味。一本の太い茎から、中央に大きな花穂が開き、その後周囲にも小さな花穂が競りあがってきます。

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センダイハギ先代萩)Thermopsis lupinoides 
 『先代萩(センダイハギ)』の名は仙台を舞台にした歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」からつけられたとされている。

 紫系統の色の多いマメ科の花の中で澄んだ黄色の花を咲かせ、高さは大きいもので 80センチほどになる。

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レブンキンバイソウ礼文金梅草)Trollius ledebourii var. polysepalus 
 日本では礼文島にのみ自生するレブンキンバイソウは比較的大きな高山植物に属しますが、花弁状に見えるのは実は萼で、花弁はおしべのように見える。
 お隣の島『利尻島』では同じ仲間で、やはり日本では利尻島にのみ自生し、めしべの先が赤くなるボタンキンバイが自生する。

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ミヤマキンポウゲ(深山金凰花)Ranunculus acris var. nipponicus 
 高さ30センチほどになる黄色の花。桃岩展望台から元地灯台に向かう遊歩道では道の脇に並ぶように咲き、あたかも道案内をしてくれているよう。

 心浮き浮き進むと更に大型で同じキンポウゲ科のレブンキンバイソウに行き着く。

 ミヤマキンポウゲが妹ならばレブンキンバイソウはさしずめお姉さんというところ。

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ミヤマオダマキ(深山苧環)Aquilegia flabellata var. pumila 
 花冠の外側は青紫色の萼片が5枚、内側は花弁で上半分は白色、青紫色の基部は長く伸びて距(きょ=後ろに飛び出た部分。)になる。
 和名は深山に生える苧環(おだまき)のことで、苧環とは昔、麻糸を巻いた道具で花の形が似ていることによる。
 高山植物でも比較的大型で高さ25センチほどになり、ここ礼文島では人家の近くでも咲き、この花が高山植物であることを疑ってしまうくらい繁殖力が強いのも特徴。

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この花の名は?

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はい松の隣に咲くこの花の名は?

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この花の名は?

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ネパ-ルの樹木と花 第30回目 北海道(ネパ-ル)のエ-デルワイス・薄雪草 その8 礼文島の花 その4回目

ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十回目 

北海道のエ-デルワイス・薄雪草 その五回目

礼文島の花 その4回目 

 

前回は、北海道礼文島の植物の写真を見た。

今回は、礼文島の植物の5回目の写真を見てみる。

 

レブンシオガマ礼文塩竈)Pedicularis chamissonis var. japonica f.fauriaei 
 ヨツバシオガマで北海道と東北に分布するものをハッコウダシオガマといい、礼文産のものは特に大きく、葉が5~6枚輪生し、花が10段以上つくものをレブンシオガマという。 花は下のほうから徐々に咲き、花を通して見る利尻岳が一段と映えます。

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礼文島のこの花、名は?

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チシマフウロ島風露)Geranium erianthum 
チシマフウロの仲間で本州に咲くものをハクサンフウロ、北海道の中央高地に咲く色の特に淡いものをトカチフウロと言う。 礼文島では海岸近くの草地から山の草地まで咲き、色は控えめの紫色ですが群生する姿は見事。

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マイズルソウ(舞鶴草) Maianthemum dilatatum

マイヅルソウも高山でよく見かける花である。ユキザサとも少し似ているが、葉の基部が深く切れ込んだハート形である点が異なる。この葉の形が舞い上がる鶴のように見えることからマイヅルソウと呼ばれる。礼文林道で見た花は花序が縦に長く、礼文島では6月に満開であった。
 学名はMaianthemum dilatatumで、ユリ科マイズルソウ属の多年草である。日本全土の深山の針葉樹林下によく生育する。 

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イブキトラノオ(伊吹虎の尾)Bistorta major var. japonica 
地味で目立たないタデ科のなかでイブキトラノオは濃いピンク色の小さな花をたくさん集め、ちょうど名のとおり、虎の尾にそっくりの美しい花。

高山植物としては大型で高さ80センチほどになるものもあり、桃岩展望台にさく頃は一面ピンクのお花畑となり、風にゆれている姿は壮観。

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ネムロシオガマ根室塩竈)Pedicularis schistostegia 
5センチほどの花が上部に密集して咲く花で、海岸近くの草原から山の斜面まで幅広い地域で咲く。花の形は舟を伏したような形ですが、白い色をした沢山の雛鳥達が親の帰りを待っているようにも見える。

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名は?

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バイケイソウ( 梅蕙草)Veratrum album subsp. Oxysepalum

ゆり

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ユリ科シュロソウ属に属する多年草。開花時期は、6月から8月。直径1.5~2cmほどの緑白色の花を房状に多数つける。

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