ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その十五回目
ネパ-ルの紅茶の木 その4回目
前回はネパ-ルのイラム紅茶工場を写真で見た。
わたしは、日本でネパ-ル紅茶を手に入れたことがない。ネパ-ルの紅茶が日本で販売されているのかどうか。
標題の「ネパ-ルの樹と花」から少し横道を歩き出すが、日本発売のネパ-ル紅茶を見てみる。
日本でネパ-ル紅茶が販売
それが、今年、友人が缶入りネパ-ル紅茶をプレゼントしてくれた。なんとこれがチャイにブレンドしたもの。それがなんとなんと、6種類の香辛料が二種類の茶葉と共にブレンドしてある。わたしが知っている日本で販売されているミルクティ-用の紅茶は、生産地も含めて単品であって、購入者が二種類以上をミックスして使用している。
今回友人がくれたチャイ紅茶の茶葉は、二種類のブレンド。そして、スパイスは6種類。まだ缶を開けて使用していないので、香辛料がパウダ-なのかそのままの形のあるものなのかは分からない。缶紅茶の名称はエベレストチャイ。原産国がネパ-ルとスリランカなので、茶葉なのか香辛料なのかは判断がつかない。説明にネパ-ルティ-の表示があるので、茶葉にネパ-ル産が使用されているのが分かる。
スパイスは6種類で、シナモン・ブラックペパ-・クロ-ブ・ナツメグ・カルダモン・ジンジャ-など。
スリランカの紅茶栽培
この缶入りチャイの原産国は、ネパ-ルとスリランカ。スリランカは、インド大陸の南側下部の小さな島国。
スリランカの紅茶栽培は、イギリスと深く関係している。イギリスは18世紀後半からスリランカを植民地化した。それまでのスリランカはオランダが統治していた。
オランダ統治時代のスリランカは、コ-ヒ-の栽培が行われていた。紅茶栽培は一切行われていなかったのだが、コ-ヒ-栽培の敵「さび病」が大発生。スリランカ国内のコ-ヒ-が全滅した歴史がある。
ちなみに、現在のスリランカでは、日本人が関わってコ-ヒ-栽培が始まった。
そして、植民地の支配国がオランダからイギリスに変わり、イギリスがインドを植民地化してダ-ジリン地方などに紅茶栽培を始めたのと同じく、スリランカでも紅茶の生産を始めた。18世紀までのアジアの紅茶生産国は中国だった。イギリスは中国から紅茶を輸入していたのを、植民地化したインドとスリランカから安価に生産し、手に入れることができた。イギリスのリプトン社は、この頃から世界に席巻している。
日本で販売されている缶入りチャイ
ダ-ジリン紅茶
わたしがネパ-ルで購入している茶葉
インド・アッサムの粒々茶葉
インド・ ダ-ジリン茶葉
ネパ-ル・イラム茶葉