ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 五十七回目
7.カトマンドゥ市内・ダルバ-ル・スクエア-(旧王宮広場)のバザ-ル その一回目
前回までは、カトマンドゥ市内のタメ-ル地区の写真を見た。
今回は、カトマンドゥ市内のタメ-ル地域から南へ約1km、タルバ-ル・スクエア-内のバザ-ルの写真を見てみる。
ネパ-ルのカトマンドゥ盆地内には、三ケ所の旧王宮がある。それぞれ三ケ所共、次々と王を継承した王達が、その時代の国王の権威を示すため王宮の増築や寺院の新建設を進めた。そのため、王宮を中心とする王宮広場を形成。
カトマンドゥ母盆地内の三ケ所の王宮広場の歴史経緯を少し調べて書いてみる
まず、ネパ-ル盆地内の限られた地域国王が出現したのは13世紀。マッラ王が現在のバクタプルに表れ、マッラ王朝の歴史を刻むことになる。ネパ-ルの歴史上は、このマッラ王がネパ-ルを統一したことになっているが、ネパ-ルの他の地域にも小地域国王が居たので、統一には程遠い現実だ、とも云える。
1450年ころ、バクタプル王から現在のカトマンドゥ国王が独立して、二か所の国王時代となる。
1619年、カトマンドゥ王から隣町のパタン王が独立し、盆地内三王時代となる。この二回の国王独立、国王の子供が独立したのか、又は兄弟なのか、分からない。
1769年、カトマンドゥから西に170kmの小都市ゴルカの王様が、カトマンドウ盆地三王地に攻め入り、戦勝。この時からが、真のネパ-ル統一の王朝時代が始まった、と言えるのだろう。
むちなみに、ゴルカ王は、ゴルカ地方の第10代国王で、プリトウビ・ナラヤン・シャハ王で、1723生まれ、1775没。国王在位は1742年~75年。
この時1769年からネパ-ルのシヤハ王朝時代が無始まり、プリトウビ・ナラヤン・シャハ王を第一代とすると、2代目はシンハ・プラタープ・シャハ王で在位1775年~77年。第3代はラナ・バハドゥル・シャハ王、生誕1775年~1805年、在位1777年~99年。
カトマンドゥ王宮広場のバザ-ル
観光客相手のお土産屋バザ-ル
カトマンドウ中心街地図