ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十四回目
ネパ-ルのマリ-ゴ-ルド
前回は、ネパ-ルの竹を写真で見た。
今回は、ネパ-ルのマリ-ゴ-ルドの花の写真を見てみる。
マリ-ゴ-ルドはネパ-ル語で「サエパットリ」。デバナガリ文字でと書く。
ちなみに、日本語は書き方もしゃべり方も、日本語の書き方話し方と表現するが、ネパ-ルでは話し方はネパ-ル語で書き方をデバナガリ文字という。デバナガリ文字は、インドのサンスクリット文字などと元々は共通文字から派生して使用されている。
普通に栽培するマリ-ゴ-ルドは、色々な種類があり、世界中で50種類くらいあるらしい。白色のアフリカン・マリ-ゴ-ルド。花が一重咲のメキシカン・マリ-ゴ-ルド。花経が大きいフレンチ・マリ-ゴ-ルド。そして、花径がやや小さく中輪種で5cmくらいのフレンチ・マリ-ゴ-ルドなど。
ネパ-ルでは、どこの家でも庭で栽培され、鉢植えも多い。お祭り時には、ほとんどがもぎ取られて花がなくなっている。ネパ-ルの
ティハ-ル祭に多く使用
ネパ-ルのお祭り時に使用されるのは、中輪種フレンチ・マリ-ゴ-ルドで、色は濃い橙色。
ネパ-ルのお祭り、ティハ-ル祭が始まる数日前から、バザ-ル内やいたる所で、お祭りに使用する物と混じって販売されている。
花は編んで首に掛けたり、小さく切ってティカ儀式の際に頭からかけたりして祝いに使用する。
ネパ-ルでは、マリ-ゴ-ルドの花を使って多くの祭りを祝っている。
今回はネパ-ルのマリ-ゴ-ルドの花の写真を見るが、せっかくの機会なのでティハ-ル祭についても、次回以降にじっくりと見てみたい。
マリ-ゴ-ルドを少し調べてみた。
学名をTagetes 。和名でクジャクソウ(孔雀草)や万寿菊・千寿菊。キク科マンジュギク属(タゲテス属)。
ネパ-ルの家の庭にはマリ-ゴ-ルドが植えられている
お祭りが近づく、マリ-ゴ-ルドの花は編んで売られている
祭の儀式に使用する、葉っぱの皿に入れて
線香や灯明・果物と一緒にマリ-ゴ-ルドの花
ホテルや高級品店などの入口に置かれている
祭りの神輿にはマリ-ゴ-ルドの花飾り