ネパ－ル暮らし雑感
２ヶ月前くらいから、ネパ－ルの樹木と花の写真をブログにまとめている。
ネパ－ルの樹木と花は、日本の南方沖縄の植物と同類だったので、そのうちに沖縄の植物の写真をアップした。その続きで沖縄の琉球舞踊の写真を、約一ヶ月間見てきた。
それで、前回のブログで、わたしがネパ－ルで生活するようになった経緯を少し書いてみたのだが。その内容は、「わたしは、ネパ－ル暮らしをしている。１０年前から、ネパ－ルの首都カトマンドゥに借家のフラットを借りて生活している」から始まって、「実は、ネパ－ルで暮らし始めたのは、２０年前から観光旅行で訪れていた沖縄が関係してのこと。沖縄は、一年中気候が温暖で暮らしやすい。職場を定年退職したら、沖縄にアパ－トでも借りて、札幌と云ったり来たりも良いのではないか、と何となく考えていた」と云うもの。
前回のブログに書いた内容の、ネパ－ルの写真を少し見てみることにする。
ネパ－ル暮らし
わたしは、１９８１年からネパ－ルへ、ヒマラヤ登山やトレッキング目的で行き来たりしてきた。１０年前に、初めて山岳方面に行く目的でなく、ネパ－ルの南西側のインドとの国境に近いタライ平野を訪れた。その時にカトマンドゥ市内に、日本食レストラン経営の日本人女性が居て、レストランの二階に貸間をしていたのを見て。沖縄でなくネパ－ルもいいのでは、と思い立ったもの。
プレモンス－ンのタライ観光から少し経過した、ポストモンス－ン季の少し前の雨季に再びカトマンドゥに来た。借家探しが目的。
ネパ－ルの社会は、外国人の借家の賃借には制限がある。一軒家を借りるとお手伝いさんの雇用が義務付けされている。ネパ－ルに住む日本人から聞いていたのは。ネパ－ル人の雇用や解雇には、なかなか難しいらしい様子。特に、一度雇ったお手伝いさんを、人柄や働き具合から解雇するのは難しい。
ネパ－ルの首都カトマンドゥで借家探し
それでわたしは、ネパ－ル人を雇わなくとも良い方法での借家探しをすることにした。
１０年前の９月から始まった借家探しは、わたしの友人の経営するエ－ジェント会社のガイドをつけてもらった。もう忘れかけているが一週間か１０日間、毎日借家探しに奔走したのを想い出す。
ネパ－ルの家には、空き部屋のある場合は、家の外にト－・レットの英語書きで表示がある。毎日空き部屋ありの表示の家に入っての調査。ネパ－ル人のガイドは、表示のない空き部屋在りの家も数多く見つけてくれた。
この時に、わたしの借家探しに付き合ってくれたライ族のガイドは、この１０年間ネパ－ルで一番親しく付き合う友人となった。一月に一回ほど、自宅の夕食に呼ばれてご馳走になっている。
ネパ－ルの食事は一日二食
ネパ－ル人の食事は、一日二食。午前９時過ぎに朝食。午後８時過ぎに夕食。朝起床すると軽くミルクティ－と何かをつまみ、午後３時前後にも同様の軽食。実はわたしには一日４食にも見える。そんな訳で、ガイドの朝食後午前１０時ころから夕方まで、毎日足を棒にして借家探しを行った。カトマンドゥ市内は広い。それで、なるべく治安の良い所を中心に探すこととなる。
カトマンドゥ市内の一番治安の良い場所
わたしが借りたフラットの借家は、カトマンドゥ市内でも比較的に治安が良い。
住所はラジンパット町・カトマンドゥ。歩いて５分の所にデンマ－ク大使館と日本大使館。そしてフランス大使館やインド大使館とイギリス大使館が近い。そして周りにはアメリカ大使館や中国大使館とロシア大使館などがある。徒歩２分には政党の党首の自宅があって、銃を携帯した警備員が２４時間居る。
こんな治安の良い場所はここだけ。
ネパ－ルは路地や家の中はゴミだらけ
わたしの希望にかなったのは、ただ一軒のみだった。ネパ－ル人は韓国人や中国人と同様に、そこらじゅうゴミだらけで、どこの家も毎日掃除をしても一週間くらいかけないと綺麗にならない位の汚さなのだ。お手伝いさんの雇用のいらないフラット貸で、きれいな一軒を見つけることができた。
ネパ－ルは、ヨ－ロッパと少し似ているところがある。家庭ゴミは、一週間に二度ほどゴミ収集車が集めている。これは日本の自治体がゴミを集めているのと同様。カトマンドゥのゴミ収集は、比較的裕福な家のみの収集で、一か月１００ＲＳルピ－を支払う。１００ＲＳルピ－の支払いに応じない家庭は、道端の指定されたゴミ捨て場に投げている。札幌ではゴミは分別してゴミ置き場に出すが、カトマンドゥでは、全てのゴミをプラスチック（ビニ－ル）に入れても入れなくとも良い。
道端のゴミ置き場は、一週間分の生ゴミを含めたゴミの山になる。野良犬の格好の餌場だ。
ネワ－ル族の 大家さん一家
大家さん 占い師による家内安全儀式 家の玄関前
大家さんの姪の結婚披露宴
花嫁とお母さん
ライ族の友人一家
五軒並びの左の三階建てが借家
左・最初の借家 右・２０１６年の借家
