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カマンドゥのバス車内のスリ撃退

今日はカトマンドゥ盆地内のサク-町を目指す。

二か所の古い寺院がある。カトマンドゥ盆地内二番目に古い寺院

 今住んでいるラジンパットからタクタクに乗って、カトマンドゥの中心地のシティバスパ-クでサク-行きに乗り換える。9時丁度の出発。半分くらいの座席が埋まっていた。ネパ-ル最大のお祭りダサイン大祭もあり、故郷や親せきの家に行くのか次から次と座席が埋まり満員状態。このパスは便利で、前の座席の後ろ側に荷物をつるすフックが付いていて、私の小さなザックをフックにかけておいた。バスの中間位に乗車口があり、私と友人は後ろから3列目に坐っていた。

 すると、二人ずれが私の通路側に立った。一人はタブロイド判の新聞を持っている。もう一人はザックを持っている。なぜかザックが私のヒザに覆いかぶさっている。手で退けると、又ザックが膝の上に乗るのである。又退ける。ここで私は気づいた。膝の上に乗ったザックは同時に前の座席のフックにかけた私の小ザックも隠していたのだ。この時まで私は新聞を持った少年には気が付かなかった。私は単に膝の上に載っているザックが嫌だから手で退けが、2度も失敗したスリは後ろから3列目の私の座っている通路から乗車口近くに移動した。ザックを持った一人に新聞少年が付いて行った。ここまでは私はこの二人をスリだとは思いもしなかった。

 乗車口近くに背を向けた女性か肩からショルダ-バックを下け゛、隣に乗車口に移動したザックの男。その隣に新聞少年。ここで新聞少年が新聞を広け゛た。何か不自然さのある広け゛方なのだ。新聞少年はと見ると新聞には目がいっていない。宙を見ている様だ。後ろの方から乗車口に移動したのだから当然降車するはず。するとザック男は私の膝にザックを被せた様にショルダ-バックの女性の背中にザックを被せているではないか。

新聞少年とザック男は一度も顔を合わすことなく、言葉も交わさずなのだ。全く不自然この上ない。ここで私はようやくこの二人組がスリだと気付いた。スリが近くに居ることなど考えもしない。日本でなくこのネパ-ルでだ。よくよく見ていると新聞はショルダ-バック女性から背後の全ての乗客の視線を遮っていた。ザック男のザックは女性が

背中のバックを見れない様にしているではないか。

私も冷静だったと後から思ったが、この時は少し10秒も時間をおいたろうか、満員の通路を掻き分けて突進した。まず新聞少年が広け゛た新聞に手を伸ばして思いっきり取り挙け゛、次にこの時も手を掻き分ける様に新聞少年どかした。するとザック男が気付いたか、乗車口から逃け゛るではないか。新聞少年も後を追った。しばらくの間乗車口から私の座っていた所までがザワザワとざわついていた。ネパ-ル人の早口しゃべりは全く理解できないが、乗客たちは逃け゛る様に降車した二人組がスリだと気が付いた様だ。

まさかネパ-ルでスリを撃退するとは。

私はネパ-ルでなるべくバスを利用しない様にしている。単に安いだけではなく、前にも書いたはず。バスを利用した今回も、又驚きのネパ-ルが待っているとは。

ちなみに、バスは片道35RS、タクシ-なら1000RS。