koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ダ-ジリンから手紙、きた

インドのダ-ジリンにある茶屋から、久しぶりの手紙

 紅茶で有名なインドのダ-ジリン。ここを訪れたのは、なんと23年前、2000年のプレモンス-ン季。ネパ-ルの一番日本に近いエリア、の世界第3位の高峰カンチェンジュンガ峰エリアを歩いた帰りに、国境を挟んだ隣町のダ-ジリンに遊びに行った。そこの一番大きな紅茶販売店から、一昨日にハガキがきた、のだ。

 ダ-ジリンの紅茶販売店 Nathmulls では、我が家で使用の茶葉と、ネパ-ルのいつもお世話になっている日本人へのお土産に、大量のダ-ジリン紅茶を購入したのを憶えている。数kgだった。その2000年から数年の間、この紅茶屋さんから我家にダイレクトメ-ルが来ていたのだが。それが突然に、また絵葉書の「お茶買って下さい」のハガキが来た。

 カンチェンジュンガのずっと麓。バスで半日かかる地方には、ネパ-ルの全国民の喉を潤すほどの収穫量になるイラム紅茶産地がある。ここからならダ-ジリンまで車で30分。インド入国を試みたのだが、なんとイミグレ-ションに出国スタンプがない。しかたなくここから半日かけてタライ平野のカ-カルビッタ町へ下ることとなる。

ダ-ジリ街から見上げる高峰はカンチェンジュンガ

 カンチェンジュンガKangchenjungaは、ネパ-ル語のデバナガリ文字で कञ्चनजङ्घा 、インドのヒンディ-語で कंचनजंघा。両方の文字をよく見ると似ている。デバナガリ文字やインドのヒンディ語サンスクリット語などは、元々の文字が一緒。

 場所は、ネパ-ルの一番東端で、ネパ-ルの山岳飛行場のあるメチ県タプレジユン郡とインドの紅茶産地のダ-ジリンがあるシッキム州との国境にあるシッキム・ヒマラヤの中心をなす山群の主峰。標高8586mはエベレスト、K2に次いで世界第3位。

 頂上に立ち、南北に体を向けると、足のひとつはネパ-ル領。他の足はイント領に立つが、滞在ビザがなくとも良い。

 

 インドのダ-ジリンについては、ここでアップしても良いのだが、私の過去のブログに詳しく書いているので、その時のを再録してここにアップしたい。なんと、2017年7月3日のブログ、だ。

 

一昨日3月14日にきたダ-ジリンからのハガキ

 

2017年7月3日のわたしのブログより「ンド紅茶の産地ダ-ジリン地方」

 カンチェンジュンガエリアのトレッキングを計画した時に、インドのダ-ジリンに滞在することを予定していた。

 ネパ-ルのカンチェンジュンガ峰は、インドとの国境に聳える世界第3位の高峰。ネパ-ルの一番東端のトレッキングなので、国境を越えてインドへ入り、国境近くのダ-ジリンまで足を延ばすことにした。

 ダ-ジリンは世界の誰でもが知っている紅茶の産地。インドの紅茶生産量の三分の一がダ-ジリン産。

 ネパ-ルの国境にある町カ-カルビッタから国境を越えると、インドのスィリグリ-町に入る。ここの標高は300mくらい。ダ-ジリンの町は標高2千mにある。この標高300mから2000mまで、ずっと茶畑が続く。インドのスィリグリ-に入ると直ぐに茶畑が現れる。スィリグリ-はインドのタライ平野にある町で、滞在したのは3月~4月にかけて。亜熱帯気候で暑いのなんのって、昼間は40度Cを超える。札幌から行ったわたし達は夜間でようやく生活できる気温になる。

 続く茶畑は途切れることはあるが、距離で70km、標高差1700mに広がる茶畑は、なんと云おうか果てしない。札幌での距離で表すと、札幌から滝川まで茶畑が続いている様なもの。この広大な畑から取れる茶葉だが、インドでの栽培茶葉の三分の一でしかない。

 ダ-ジリンの茶葉の取り入れ日は4月1日から始まる。わたし達がダ-ジリンに滞在したのは、丁度4月1日だった。それで、これ幸いと茶葉の刈取り風景や紅茶生産工場などを見学に行った。茶葉の取り入れは、お茶の木の枝の先、その先の若葉三枚を一度に収穫する。日本茶の取入れは機械が多いが、ここでは全ての刈り取りは手作業。女性たちが背に竹籠のドッコを背負い、まる一日刈り取り作業。

トイ・トレ-イン

 インドのスィリグリ-からダ-ジリンまでは、トイ・トレ-インと云われる蒸気機関車が運行されている。この蒸気機関車は、イギリス領だった時代から、イギリス向けの紅茶栽培と収穫した紅茶の、イギリスへの運送のために鉄道を敷いた歴史がある。トレッキングを終えたわたし達は、ジ-プに乗ってダ-ジリンまで登るが、この蒸気機関車を追い越し追い越されの、楽しい道中だった。

 ダ-ジリンは標高2千m、この冬季以外一年中涼しい気候環境で、インドを支配していたイギリス人や、現在はインド人達の避暑地となっている。

ネパ-ルのダブルビザ

 日本からネパ-ルに入国時には、ネパ-ルのビザが必要。わたしは普通には、ネパ-ルの飛行場にあるイミグレ-ションでビザの申請をしてる。今回はネパ-ルから一度インドへ国境越えして、再度ネパ-ルへ入国するので、最初にネパ-ルのイミグレ-ションで手続する時に、ダブルビザの申請をした。係官からは、ダブルOKだけど、何時出ていつ戻るの、聞かれる。日程の書かれた日本語で書かれた計画書を提示すると、係官は見たのかどうか、分かったふりして手続完了。こうしてダブルビザを取っておくと、ダ-ジリンからの帰りに、ネパ-ル入国時に新たな手続きが不要となる。

ネパ-ルのイラムからカ-カルビッタへ行く商店主に、頼み込んで車に同乗させてもらう。

お腹がすきカ-カルビッタでバナナ

インドの国境、イミグレ-ション

西ベンガル州・スィリグリ-町

まだまだダ-ジリンまで遠いが、このイミグレ-ション名は「ダ-ジリン」

ネパ-ルの出国イミグレ-ションからインド側のイミグレ-ションまでは輪タクで移動

ネパ-ルのダブルビザ

ネパ-ルのビザ

インドのビザ

トイ・トレ-イン ダ-ジリ鉄道

機関車の前に人・坂道上りで空回りしない様に砂を線路にまく

ダ-ジリンの街からカンチェンジュンガ峰Kanchenjunga8586m

峰の頂上の左側はネパ-ル。右側はインド・シッキム州

ダ-ジリンの左隣の町は国境を挟んでネパ-ルのイラム町、続く茶畑に国境の線は見えない。イラムの西隣ダンクタ茶も売出し中

ダ-ジリンの北側のインド・シッキム州にもダ-ジリンのお茶の木が移植され、栽培されている。移植された茶樹なので、味が似ている。シッキム茶はチャイ(ミルクティ)用茶葉が有名

ダ-ジリン街とカンチエンジユンガ峰

ダ-ジリンの街

ダ-ジリンで一番大きな茶店

一昨日、絵ハガキのきた茶店 Nathmulls(株)

標高300mインドのスィリグリ-町の茶畑

ダ-ジリンの茶畑

4月1日から茶葉の取り入れが始まる。紅茶工場見学

 ネパ-ル紅茶で有名なイラム町のインド・ダ-ジリンへの国境、イミグレ-ション(税関)