ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 二百二十五回目
カトマンドゥ盆地より西部にある寺院と仏塔
21.マナカマナ寺院
前回の「ネパ-ルの宮廷と寺院・仏塔」は、 第224回で、日付は2019年6月15日(土)だつた。
なんと、一年以上も前の「わたしのブログ」。
そもそもわたしのブログの「ネパ-ルの宮廷と寺院・仏塔」は、わたしが1981年からネパ-ルの寺院の写真を溜めていて、それが日付順の写真なので、ここの個別の寺院や仏塔に分類しようと考え思ったことから始まる。
前回までの第224回までは、下記の通りの地方別・名称別の寺院と仏塔を写真に纏めた。
1.カトマンドゥ旧王宮
2.パタン旧王宮
3.ゴルカ旧王宮
4.ブダニ-ルカンタのヴィシュヌ神像
5.ネパ-ル切手になった窓
6.キルティプルの寺院や仏塔
7.パシュパティナ-ト寺院
8.ボダナ-ト仏塔
8.ボダナ-ト・ストゥパ-周辺の僧院
9.タメ-ルから王宮の間の寺院と仏塔
10.メイピ-寺院
11.スワヤンブナ-ト仏塔
12.ゴダヴァリ・ゴンパ僧院
13.チャンドラギリ・テンプル寺院
14.サク-の寺院
15.ティミ町の寺院
16.バクタプルの寺院
17.チャング・ナラヤンの寺院
18.ドゥリケル町の寺院
19.ナモ・ブッダ僧院
20.パナウティの寺院
わたしの所にあるネパ-ルの寺院と仏塔の写真は、この他にはネパ-ル西部地方にあるもの。それで寺院と仏塔写真の全て。
20に分類した「ネパ-ルの宮廷と寺院・仏塔」の中で、唯一第3番目のゴルカ旧王宮は、カトマンドウよりも西側の旧王宮と寺院だった。
今回からは、このゴルカ町以外のネパ-ル西部、ネパ-ルの首都カトマンドゥより西にある寺院と仏塔の写真を見てみる。
まず、最初の225回目はマナカマナManakamna寺院。村の名前と寺院の名称が同じ。
マナカマナ村は、ネパ-ルの首都カトマンドゥから西に向かうトリブバン・ハイウエ-を約100km進み、二股道のあるムグリン町を右股の北西にポカラ市を目指してすぐ、クリンタ-ル村からケ-ブルカ-で標高差1000m登った所。
ちなみに、ムグリン町二股を左股に行くと、ネパ-ルの西部地方のバイラワ市やネパ-ルガンジ市経由で最西部のインド国境の町マヘンドラナガルに行き着く。
ネパ-ルには二か所にケ-ブルカ-
クリンタ-ルのケ-ブルカ-乗り場から標高差千m,距離3kmを約10分で山頂のマナカマナ村。
ネパ-ルには二か所のケ-ブルカ-がある。ここのは1998年に完成。もう一か所は、カトマンドゥ盆地南西郊外にあるチャンドラギリ・ケ-ブルカ-。ここのケ-ブルカ-はごく最近2016年完成。ケ-ブルカ-完成前は、信者全員が下の川を渡り、徒歩で標高千mを往復したのだろう。
マナカマナの寺院は、標高1385mの尾根の山頂にある。ネパ-ル語のマナカマナは、「大願成就」の意味の女神名のヒンドゥ-教寺院。
願い事が叶った信者が生贄を持参して、お礼参りに長い行列に並ぶ。
わたしが訪れた時にも、長蛇の列に並ぶケ-ブルカ-には、ヒツジやヤギを乗せる専用のゴンドラがある。
晴天時には、山頂の寺院周囲から、マナスル・ヒマ-ルやアンナプルナ・ヒマ-ルを眺めることができる。
マナカマナ寺院
寺院は二層の銅葺き屋根で、レンガ積み上げと木造建築。典型的な中世ネパ-ル寺院様式。
寺院脇横には、巨大な菩提樹が。
ガジュ-ルは、屋根の頂にある先の尖った金属製のもので。天から神様が降り立つ目印になる。金色のベル形や壺形・相輪・宝珠などの形が組み合わさったものなどある。
ドバシャは、屋根のテッペンから軒下に垂れ下がっている帯状の飾り。神仏が降り立つ道標・道筋になる。ネパ-ルのヒンドゥ-教は仏様でなく、全員神様。ここのドバシャは5本もぶら下がっていた。
マナカマナ寺院
生け贄を運ぶ専用ゴンドラ
川の対岸にケ-ブルカ-乗り場駅