ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 第百三十七回目
14、ネパ-ル東部のバザ-ル 第7回
カンチェンジュンガ峰エリアの食事風景
前回は、ネパ-ル東部のカンチェンジュンガ峰エリアの荷物担ぎをする人たちの写真を見た。
今回は、前回と同様なエリア内の、普通の家に食事をお願いして作ってもらった状況の写真を見てみる。
今回も、「ネパ-ルのバザ-ル・商売」の範疇に入らないのかもしれない、が、夕食や昼食など目の前で料理してもらい、お金を支払うのだから、まあ-商売だろう。
ネパ-ルの地酒トンバ
ネパ-ルには、大まかに三種類の地酒がある
それぞれ三種類のお酒は、それぞれの家で作っている家庭酒でもある。
ネパ-ルにも、国際的な規範の一つの酒造法がある。ゆえに、政府に酒造の許可を得ないで各家庭で作ったお酒を一般市民に販売すると、酒造法に抵触してしまう。わたしの日本人の友人で、カトマンドゥ市内でレストランを営業する彼は、ネパ-ルの地酒をお客様に提供するときは、特に気を付けていた。ようするにお酒の料金を取らずにサ-ビスで出す、のだ。
ネパ-ルの代表的な地酒はロキシ-。これは穀物酒を蒸留したお酒。日本の焼酎と同じ。
そして、チャンと呼ばれるお酒は、日本のドブロクと同じ。
三番目のトンバと呼ばれるお酒は、粟やひえを醗酵させたお酒。このトンバは、ネパ-ル東部が美味しい。カンチェンジュンガエリアのタブレジュン空港へ向けて飛ぶビラトナガ-ル空港周辺で作られるトンバが特に美味しいと言われている。
ですから、カトマンドゥでトンバを飲むときは、このトンバのお酒を造った人の出身地を聞くと良い。ネパ-ル東部地方のビラトナガ-ル周囲の市町村出身なら、大丈夫。
ネパ-ル東部に住む、家の台所を覗いてみると分かる。台所の棚の上には、トンバを飲む凝った造りの木製の入れ物が並べている。
このトンパ、ストロ-で飲む。粟やヒエの粒々が一緒に口の中に入らないように、ストロ-の端が狭められいて、お酒の水分だけが吸い上げられる。
ネパ-ルの美味しい地酒トンバ
ロッジなどでない普通の家に泊まり、夕食を造ってもらう
ポ-タ-もコックに加わり調理
峠の小屋で、ガイドとポ-タ-が夕食作り
ネパ-ルの鶏は、一本の木に登る