ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 第百三十五回目
14、ネパ-ル東部のバザ-ル 第5回
タブレジュンの空港とトレッキング・チェックポスト
前回は、ネパ-ル東部のインドとの国境のイミグレ-ションを見た。
今回は、引き続きこれも「ネパ-ルのバザ-ル」にはならないのだが、商売の範疇だろうか。ネパ-ルの最東北部に位置するエア-タ-ミナル「タブレジュン空港」と、ここもネパ-ルの最東北部に在る登山隊やトレッカ-の通過をチェックするチェックポストの写真を見てみる。
タブレジュン・エア-タ-ミナルは、ネパ-ルの最東北部に住む住民たちの手っ取り速い交通。そして、めったに来ない登山隊やトレッカ-たちが、ネパ-ルの東南部の飛行場ビラトナカル・エア-タ-ミナルを飛び立って来る。
世界第三位の標高のカンチェンジュンガ峰8,586mは、インドのシッキム州との国境にその頂を聳えている。わたしが2,000年のプレモンス-ン季節に訪れた時は、わたし達夫婦の他には1パ-ティのトレッキング隊だけ。それも、違うコ-スを歩いたので、わたし達のためにだけのカンチェンジュンガエリアだった。世界中からネパ-ルヒマラヤを観に、大勢の人々が集まるが、ここカンチェンジュンガエリアはいつもこの様な状況なのだ。
それで、トレッカ-相手の宿泊施設は皆無。もちろんお土産屋さんも無い。テントを持参の山歩きだが、テント泊は面倒なので、農家や普通の家があると一泊の交渉から始まる。一部屋借りて宿泊OKだと、次に夕食と次の日の朝食の交渉。こうして、行き当たりばったりの面白いトレッキングになるのだ。
わたし達夫婦のネパ-ルトレッキング
わたし達夫婦のネパ-ルトレッキングは、1985年から始まった。小学生一年と四年生の二人の息子たちと4人。そして北海道自然保護連合の事務局を手伝う大学生3人を加えて7人メンバ-が、三週間のアンナプルナエリアのトレツキング。
わたしがトレツキングでネパ-ルを訪れるのは、いつも女房がリ-ダ-でのトレッキング。女房のスケッチ旅行のお供の時。
わたしや女房がネパ-ルのトレッキング時には、現地のエ-ジエントを利用するが、パッケ-ジになったトレッキングは一度もない。要するに、日本の千歳空港出発から帰着までの費用全てがパックになったものがある。又は、ネパ-ルの首都カトマンドゥ出発から帰着までの費用を一括で支払うパッケ-ジだ。
今回のカンチェンジュンガ・トレッキングは、カトマンドゥに事務所を構えるエ-ジエントに依頼したのは、トレツキングガイド2名の人選と、カトマンドゥからビラトナガ-ル経由タブレジユン空港までのフライトの予約だけ。その他は一切、行き当たりばったりのトレッキング旅行。なにせ、わたしの女房の絵画のスケッチが目的のネパ-ルヒマラヤ行なので。
わたし達がパックでなく、ガイドの日当も自分が支払ったり、ポ-タ-も自分が見つけて雇用し、宿や食事も自分で支払うなら、なんと総費用はパックの三分の一か四分の一で済む。
ネパ-ルのトレッキングガイドは、わたしにとっては単なる現地のネパ-ル語通訳でしかない。ネパ-ル各地の色々な歴史や旧所名跡などは、ガイドよりも私の方が詳しいのだから。
ちなみに、2016年のトレツキングのパツケ-ジ費用項目は、一人分で次の様になる。カトマンドゥ発着の7泊8日。
- トレツキングTIMS(届け出) 10ドル
- トレッキング許可と自然公園入園費用 20ドル
- バス往復 本人分100+ガイド20 120ドル
- トレッキング出発地ホテル代 30ドル
- ガイド1人の人件費(食費含む) 160ドル
- ポ-タ-1人の人件費(食費含む) 128ドル
- 本人の宿と食事 @60ドル 480ドル
- ガイドとポ-タ-生命・傷害保険 136ドル 合計1,084ドル
タブレジュン空港
タ-ミナルの建物家屋はなく、砂利と草地の空港
カトマンドウ出発のトリブバン空港
プレモンス-ン季節だつたので、ラリ-グラス石楠花の大木が満開