koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルのバザ-ル 第132回

ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 第百三十二回目
14、ネパ-ル東部のバザ-ル 第2回
インドのダ-ジリン茶畑とお茶工場のバザ-ル商売


 前回は、ネパ-ル東部のイラム郡茶畑写真を見た。
 せっかく、ネパ-ルの最東端のイラム地方の写真を見たので、ここと国境を接するインドの様子も見てみたい。
インド・ダ-ジリの茶畑写真
 ネパ-ルのイラム郡と国境を接するのは、インド西ベンガル州。その西ベンガル州の最北側には、ネパ-ルの最東北に聳えるカンチェンジュンガ峰8,586mがあるインド・シッキム州。このヒマラヤ山第3位の標高頂上がインドとネパ-ルの国境にもなっている。カンチェンジュンガ峰のあるインド側は、インド・シッキム州。以前は王国シッキム王国だったが、1990年前後のネパ-ルやシッキム国の民主化の末国王制度廃止、と共にインド領の一つの州になってしまつた。昔からの歴史があってのことだが、このことに触れると本当に横道を歩き出してしまうので止め。
 ネパ-ルと云えば、ティ-の国だが、インドも同様、紅茶の産地で、自国の需要を満たすほどの収穫量に加えて、世界のティ-愛好に応えている。インドは世界の紅茶需要に応える生産国。特にほとんど生産全量がイギリス国ティ-会社名で、世界のティ-市場に出回り席巻。
 インドは元々イギリス領だった。中世、紅茶を栽培しないイギリスの紅茶輸入国は中国だった。大量な紅茶消費とイギリスドルの多大支払いだつたイギリス帝国は、自国領のインドで紅茶栽培を始めて安価な紅茶を消費するように至った。戦後インドが独立したが、紅茶に投資したイギリス資本の独裁仕入れ販売権は今日まで続いている。いまだに、標高2千mのダ-ジリン町からタライ平野の標高300mのスィリグリ-町まで蒸気機関車が走り、イギリス統治時代の名残りだ。
 ダ-ジリン茶葉はネパ-ルでも安価に購入できる。わたしがダ-ジリンを訪れた時に、紅茶を購入したティ-ハウスの茶店は、その後10年間位私の家に紅茶販売のダイレクトメ-ルを送付してくれていた。

ダ-ジリンのセカンドリ-フを飲んでみたい
 ネパ-ルの首都カトマンドゥ市内のダルバ-ルスクエア-(王宮広場)に、ネパ-ルティ-ハウス茶店がある。わたし夫婦が1980年代から紅茶を購入している店。ここにダ-ジリンティ-の二番茶が販売されている。二番茶は、4月1日に春の茶葉の刈り入れが始まり、その後の二番目に刈り取る茶葉のこと。この二番茶葉、特別美味しい。だので、特別に値段も高い。普通に販売されているダ-ジリンティ-の一番高い値段の物でも、1kg2,000RSルピ-なのに、この二番茶の値段は8,500RS。それでも買いたいので、ティ-ハウス茶店でダ-ジリンセカンドリ-フ・チャ-と尋ねると、いつもチャイナ-の返事。一度も二番茶を買ったことがない。
 おそらく、日本でダ-ジリンの二番茶を買うと、値段は100g一万円はするのだろう。それでも在庫があって購入できればいい。
 ネパ-ル語で語尾を上げての「チャ-」は、在りますか、の意味。「チャイナ-」はありません、の意味。1RSルピ-=1円。
インド・ダ-ジリン町内の茶畑

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ダ-ジリンの紅茶工場
茶葉を蒸して乾燥

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ダ-ジリンの蒸気機関車

車輪巾65cmの小型機関車、こどもの国に来たみたい

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ダ-ジリン町

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ダ-ジリのティ-ハウスから来たダイレクトメ-ル

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ダ-ジリン町内のティ-ハウス紅茶販売店

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インド・タライ平野スィリグリ-町の茶畑

ここの茶葉もダ-ジリン茶として出荷される

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