ネパ-ルのバザ-ル・商店街・商売 第百十七目
12、ネパ-ル西部地域のバザ-ル 第25回
カリガンダキ川沿いのバザ-ルや商売 八回目
カリガンダキ川沿いのタトパニ村のホテル・ヒマラヤ
ネパ-ルの首都カトマンドゥの西方、ネパ-ル西部地方のバザ-ル写真も25回目。
カトマンドゥから西へ200kmのポカラから、自動車や飛行機で、アンナプルナヒマ-ルの奥地ムスタン郡の大河カリガンダキ川の村々の商売バザ-ル。
今回は、カリガンダキ川のトレッキング出発地ジョムソンから、川を下る最終地のタトパニ村のホテル・ヒマラヤ。ジョムソンから徒歩速足で2日半間で、温泉の沸く村タトパニに到着。
ここタトパニ村からは路線バスで、途中ベニのバスタ-ミナルで乗り換えてポカラへ向かう。
タトパニは「暖かい水」の意味
ネパ-ル語で水のことを「パニ」。ガスコンロなどで湯を沸かすと、パニが「タトパニ」になる。お湯のこと。地中から沸き出でる温泉も、ネパ-ルではタトパニと呼ぶ。カリガンダキ川沿いでは、ただ一カ所ここだけ温泉が湧き出ている。
ちなみに、ネパ-ルの首都カトマンドゥ市内の、在日本大使館のある地域の町名は「パニポカリ」。大使館の向かって直ぐ右隣がカトマンドゥ水道局。水道局のことをパニポカリと呼ぶ。
わたしがここら辺のホテルの経営者なら、直ぐにこの温泉を利用して、ホテルのお風呂やシヤワ-に使い、また冬季間の寒い時期の暖房にも使用する。のだが、ここでは昔から露天風呂があるだけ。
わたしは、初めてタトパニ村に宿泊したのが1991年。この時は、アンナプルナⅠ峰登山の帰りのキャラバンで一泊。そのご自動車道路ができてからも、2度宿泊通過。
ネパ-ルのチエックポスト
タトパニに到着する少し前の村ガ-サ村には、ここを通過する外国人のチエックポストがある。
チエックポストには、ネパ-ルの係官が常駐して、登山隊やトレッキングや旅行でカリガンダキ川沿いを訪れる、外国人のTIMS(Trekker's Information Management System情報管理システム)証書や国立公園入域許可書などをチエックする。
外国人が通る国立公園や、登山許可の必要な山域には、必ずチエックポストがある。これには、ネパ-ルの観光事業の国庫収益が関係していて、ネパ-ルの大切な収入源なのだ。ここのチエックポストで通行手形のTIMS証書や国立公園入域許可書を持参していないと、ここで料金を徴収して発行するのである。ちなみに、TIMS証書F20USドルで国立公園入域許可書は2,000RSネピ-。1RS=1円。
ネパ-ルには、これらの外国人相手の観光税みたいなシステムの他に、国道にもチエックポストがある。路線バス自家用車・タクシ-などのバイク・自動車は必ずチエックポスト通過時に料金が徴収される。20RSや30RSと安価。
それと、カトマンドゥを出て郊外に向かうタクシ-も、特別なチエックポストに届け出が必要。このチエックポスト、朝の10時からでないと窓口が開かない。ネパ-ルの公務員の業務開始時間は原則10時だから。カトマンドゥしないから、10時前にタクシ-で郊外へ出かけるのはダメ。 ネパ-ル人の公務員は、朝食が9時から10時なので、家で朝食を食べてから仕事場に行くことになる。
ちなみに、ネパ-ル人は一日二食。朝10時前後と就寝前の9時前ころに晩御飯。しかし、一日三食の諸外国の昼食にあたる12時には、ネパ-ルの役所の窓口が閉まるのは不思議。昼食は食べないのだが、おそらくチャイを飲む時間なのだろう。
話しが横道を歩き出してしまった。タトパニのホテル・ヒマラヤの写真を見てみる。
タトパニのホテル・ヒマラヤ
カロパニからしばらく歩くとガ-サ村のトレッカ-のチェックポスト
わたし達の許可書をチエックする係官
ネパ-ルのTIMS制度(Trekker's Information Management System トレッカー情報管理システム・トレッキング登録制)写真 28mm×34mm
ネパ-ル自然公園入園証 アンナプルナ自然保護地域許可書
写真20mm×27mm
タトパニのバスタ-ミナル
ジョムソンからタトパニまで荷物を背負って歩いてくれたポ-タ-
次のバスタ-ミナルのベニ村まで
路線バスの前の座席に座った女性の腕輪
ベニのバスセンタ-にあるモモ屋(モモは餃子のこと)
タトパニ温泉 1991年
まだ自動車道路がない時代で、トレッカ-や登山者で賑わう
水着がなく、日本人全員はパンツ姿で