ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 二百十七回目
カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔
20.パナウティの寺院
前回は、カトマンドゥ盆地の南東最奥地の小高い山の上、チベット仏教のゴンパ・ナモ-ブッタの写真を見た。
今回からは、カトマンドゥ盆地の寺院と仏塔の最後、パナウティ町の寺院の写真。
パナウティの町は、カトマンドゥから南東に延びるアルニコ・ハイウエ-を、前々回写真のドゥリケル町を4km戻り、バネパ村から南に6km。
プンヤマティ川とロシ川の交わる地点に寺院群、とそこから上部に町が広がる。
古くはチベットとの交易で栄えた町で、カトマンドゥ盆地の先住民ネワ-ル族が多い。
カトマンドゥ盆地最古の建築物、13世紀建立のシヴァ寺院は町の真ん中、中心に。
1934年ネパ-ル大地震でパナウティ町の多くの寺院が被害。その後年月経過後にフランスの援助で修復再建された。
2015年4月25日のネパ-ル大地震後に、パナウティを訪れたが、寺院や家の被害が比較的少なかった。
パナウティ、とうして世界文化遺産でないのか
カトマンドゥ盆地の世界文化遺産登録は、1979年。盆地内の7ケ所が登録されている。
わたしは、ネパ-ルに借家を借りて生活を始めて12年。初めの頃はパナウティが世界文化遺産登録地だとばかり思っていた。
ところが、よく調べてみた、ところ全く違っていた。13世紀から17世紀建立の古い寺院があり、ネワ-ル文化建築様式など、他の七カ所と異なるところが見当たらないのに。
パナウティの寺院
パナウティの町