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春季北海道山岳雪崩安全セミナ-開催される

昨日5月22日札幌のりんゆうホ-ルにて、2019年春季北海道山岳雪崩安全セミナ-が開催された

 

開催要項

2019年5月22日(水)19時~21時(受付18時30分)
りんゆうホール札幌東区北9条東2丁目りんゆう観光3階

プログラム

1.『2月3日尻別岳で発生した雪崩報告と調査報告』~遭遇当事者の映像とともに振   り返る ~2月6日現地調査報告と共に中村雅樹(北海道雪崩研究会)が雪崩分析
2.『北海道の雪崩事故における埋没深について』松浦孝之(北海道雪崩研究会)
3.『北海道雪崩講習会上級実践クラスの活動報告』~基本・中級クラスからのステップアップ~工藤嘉高(北海道雪崩研究会)

 

 2月3日の尻別岳雪崩は、三人パ-ティで、ブログに「滑り」をアップが目的、とわたしは感じた。

 偶々、尻別岳南面がなだれた。そのため、なだれの動画のアップという、又と無い偶然動画となった。

 二人目が滑っている途中に雪崩を誘発、スキ-が上手だったので、なだれに巻き込まれなかった、との説明。ヘルメットに動画撮影カメラを付けていた。

 一人目の滑走者は、下部で動画撮影中、雪崩の雪煙を観て、避難。

 三人目の滑走者が、セミナ-報告者で、二人目の滑走者の安全を確認後、なだれ走路を避けて滑っている。

 わたしが驚いたのは、この後、登り返して、他の東斜面を再び滑走していること。

今回報告した人は、家庭持ち。

 雪崩事故は、本人死亡。家族は路頭に迷う。

 ブログにアップする動画の価値と、命を失う危険が、一人の頭脳と心で天秤にかけられていない、この危うさ。

 驚くビックリポンよりも、怒りだ。

 セミナ-の開催理由が改めて見つめられ、今回の開催が実り多かった、と考えている。

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