ネパ-ル生活2018年、楽しいネパ-ル暮らし
その56回目 ネパ-ルのティハ-ル祭が、本日11月5日から始まった
今日11月5日は、ネパ-ルのお祭りティハ-ル祭の初日。今現在ネパ-ル時間午後7時ちょうど。
今年2018年、ネパ-ルで生活している家から外を覗いてみると、ヤッパリ家々が光り輝いていた。これがネパ-ルのティハ-ル。光のお祭りだ。
わたしがネパ-ルに来て一週間目、9月23日にインドラジャトラ祭り。幼い少女の生き神様クマリが街中をのし歩く。そして、10月10日~19日のネパ-ル最大のお祭りダサイン大祭。続いて、今日から5日間ティハ-ル祭り。
ティハ-ル祭を少し調べてみた。
わたしがネパ-ルに滞在していて感じたティハ-ル祭は、その目的が二つ。一つは、富やお金の神様ヒンドゥ-教のラクシュミ女神を、家に迎い入れる儀式の祭り。他の一つは、バイ・ティカと呼ばれる姉から弟へ、額にティカして健康を願う儀式の祭り。
それでは、五日間のそれぞれが意義ある日を、みてみよう。
一日目の今日11月5日は、カ-グ・ティハ-ル
ネパ-ルでは、カラスは地獄の閻魔大王の使者。ネパ-ル語のカ-グはカラスのこと。
カラスのご機嫌を損ねると、地獄からカラス使者が来るかもしれない。カラスに精いっぱいお祝いする。
11月6日、ククル・ティハ-ル
ククルは犬のこと。ククルも地獄の閻魔大王の使者。
この日は、犬を猫かわいがりする日。犬の額に赤いティカをし、お腹いっぱい食べ物を与える。ただし、この日だけ。
11月7日、ラクシュミ・プジャ
ネパ-ルではヒンドウ-教の女神ラクシュミは、吉祥天の名を持つ冨や財宝を司る神。
花や色パウダ-を使って、家の前の地面にマンダラを描き、マンダラから家に入る道標を描いて、ラクシュミ女神を家に導く日。家は光輝かせる。昔はオイルランプを灯したらしい。家族の健康と、なにはともあれ、金運に恵まれますように。
この日の目的はもう一つ。バイリと呼び、女の子たちが大声で歌を唄いながら、家々を回り、お菓子や小銭を貰う日。日本の、ロ-ソク出せだせよに良く似ている。
11月8日、ガイ・プジャ
ゴバルダン・プジャとも呼ばれるらしい。牡牛に祈る日。
日頃の牛の働きに感謝し、この日は牛の休日。牛にお腹いっぱい食べてもらう。
乳白色の牡牛はナンディと呼ばれ、ヒンドゥ-教の三大神の一人シヴァ神の乗り物。
この日は、デウシと呼ぶ、男の子が歌を唄いながら、家々を回り、お菓子や小銭を貰う日。実際には、男女の子供が入り乱れて、一緒に家々を巡っている。
最終日11月9日、バイ・ティカ
ネパ-ルの昔ばなし、姉が弟を地獄の閻魔大王から救い出す物語。それで、姉から弟にティカの儀式、だが、実際は歳の差に関係なくティカ。
ダサイン大祭りのティカは、楽しく和気藹々に行われるが、ティハ-ルのティカは、少し厳粛。
赤色ティカに加えて、色々下地のティカの上に、七色ティカをする。この七色ティカ、わたしもされたことがあり、わたしが勝手に「七色ティカ」と命名した。本当に厳かに七色を額に付ける儀式だ。
女性から男性にするのが本当で、女性の守護力を男性に与えるもの。
ちなみに、バイは弟や自分より年下。ダイが兄や年上の男。
年上の女性をディディ。年下の女性はバヒィニ。
今住んでいる家から外に出て、豆電球で光り輝く向の家