ネパ-ル生活2018年、楽しいネパ-ル暮らし
その47回目 ネパ-ルのどこの家の庭にも、マリ-ゴ-ルドの花が植えられている
ネパ-ルで比較的裕福な家は、ほとんどが3階4階建ての家に住む。そして、その庭には多くの花が栽培されている。勿論、観賞用だ。
その中でも、マリンゴ-ルドの花だけは、実用に使用される。
ネパ-ルはお祭りが多い国。昨日、友人宅に招かれ、息子さんの若社長さんの娘さんと息子さんが、仮装して学校の登校、と云っていた。昨日はハロウイ-ン日。ネパ-ルで生まれ育った息子さんは、ネパ-ル人はお祭りが大好き人間、とも。
お祭りに欠かせないマリンゴ-ルドの花
マリンゴ-ルドの花は、多いお祭りとお祭り大好きネパ-ル人に使用される。庭に咲いているマリンゴ-ルドの花を摘み、祭りの儀式に使うのだ。
額に赤い印をつけて、金運や健康を願うティカ。大きなお祭りには、一日だけティカの日が設けられている。
ティカの儀式は、厳かに行われるティハ-ル祭や、ガヤガヤわいわいと楽しく行われるダサイン大祭がある。ティハ-ル祭のティカ儀式は、単にティカだけでなく、頭から聖水をかけ、そしてマリンゴ-ルドなどの花びらをかけて願掛け祝う。
マリンゴ-ルドの花は、花を編んでお祭り時に家の玄関を飾ったり、首に花輪として掛けたりにも使われる。
マリンゴ-ルドをすこし調べてみた
マリンゴ-ルドは、キク科の植物で何十種類もある総称。花の形や色は鮮やかな黄色・橙色・暗赤色など色々。
一株から、4月から花が咲き始め10月まで、次々と花が咲き続けるので、半年も楽しむことができる。
マリンゴ-ルドを直訳すると、「聖母マリアの黄金」の花、となる。その花言葉は多彩で、信頼・悲しみ・絶望・嫉妬・勇者・悪を挫く・生命の輝き・変わらぬ愛・濃厚な愛情。さてさて、ネパ-ルのお祭りに合う花言葉はあるのだろうか。
カトマンドゥのラインチュ-ル町アンバサダ-ホテルに咲くマリンゴ-ルドの鉢植え
インタ-ナショナル・ゲストハウスの神(仏)像にも
祭りが近づくとマリンゴ-ルど売りが増える
儀式に使用する灯明やマリンゴ-ルドなどの植物一式
ティハ-ル祭・神様の導線にもマリンゴ-ルド
ティカの儀式の首輪にマリンゴ-ルド
頭に振り掛けられるマリンゴ-ルドの花びら
ティハ-ル祭ティカの儀式・記念撮影