ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その百回目
パタンの王宮と寺院や仏塔 その二十八回目
パタン市内の寺院と仏塔 ヒラニャ・ヴァルナ・マハヴィハ-ル寺院Hiranya Varna Mahaviharの二回目 別称・ゴールデン・テンプルGolden Temple
ネパ-ルの宮廷と寺院・仏塔の写真も、ここで100回目。
第1回から五か所の王宮や寺院の写真を見ただけで、もう100回。ネパ-ル全国の寺院の写真を完結する回数は何回になるのだろう。
カトマンドゥ盆地の王宮や寺院などの建造物は、この盆地の先住民ともいえるネワ-ル族の文化が色濃い。
ネワ-ル文化は、レンガ積みとドアや窓枠の木彫に見られる王宮や寺院などの建造物に始まり、木や石や金銀仏像から多くの彫刻など、幅広い。
ネワ-ル文化
ネパ-ルの中世15世紀末頃からのネパ-ル様式建築は、ネワ-ル文化絢爛な王宮や寺院に見られる。
カトマンドゥ盆地のバドカオン・パタン・カトマンドゥの王宮広場には寺院がひしめく様に建築されている。
屋根は瓦葺、壁や柱はレンガ積みの三階建て四階建て、カトマンドゥ王宮内部は木造建ての8階建。
窓と出入り口は木彫を施した木造り。各階の境にも華麗な木彫の木造。
中世ネパ-ルの彫刻家たちは、硬いネパ-ルの木に細かい神々を描く技術を持ち合わせていた。
ネパ-ルのネワ-ル建築の特徴は、階塔建築。王宮や寺院の上にある塔は、望楼型建築となって、王権の象徴とされている。ヒンドゥ-教寺院は、日本の仏教寺院と同様な、三層・四層・五層の塔建築が多い。
ネパ-ル王宮・寺院の塔建築では、ネパ-ル独特の様式がある。それは、屋根の軒先を斜めに支える木製の「方杖ほうづえ」が付いている。長さはほぼ4m、幅0.5m。軒先の2m間隔で並んで付けられている。
ネワ-ル文化の特徴
トゥンダ-ル・軒先を支える方杖。王宮や寺院に見られ、寺院に祀られている神に関するさまざまな神獣や神像が彫られている。
ト-ラナ・扉の上に飾られている、仏像や神・獣が刻まれている半円形の板。神と仏が中央に彫刻されている。
ガジュ-ル・屋根の頂にある先の尖った金属製のもの。天から神様が降り立つ目印になる。金色のベル形や壺形・相輪・宝珠などの形が組み合わさっている。本尊のヴィシュヌ神の武器である三叉戟(さんさげき)が立っているものもある。
シカラ・髙塔のインド・シカラ様式・石を積み上げた寺院。
チャイティヤ・ストゥパを小さくした石造りの仏塔。
ドバシャ・屋根のテッペンから軒下に垂れ下がっている帯状の飾り、神仏が降り立つ道標 道筋。
チャイティヤ・スト-ウパを小さくした石造仏塔。石仏像も。
参考資料
在ネパ-ル日本大使館ホ-ムペ-ジ
ネパ-ル トニ-・ハ-ゲン
ネパ-ル 地球の歩き方
ネパ-ル紀行 三瓶清朝
ネパ-ル アジア読本
NPO法人 DTACネパ-ル観光情報局
金箔に輝く本堂
ネパ-ル語でドバシャ
屋根のテッペンから軒下に垂れ下がっている帯状の飾り、神仏が降り立つ道標・道筋
ヒンドゥ-教の猿の神様ハヌマン神
神を祀る寺院にお釈迦様の仏教が、仲良く同居する神仏習合
ゴ-ルデンテンプルの守護神たち ここにも仲良く同居する神仏習合
寺院内で灯明
ゴ-ルデンテンプルのネワ-ル建築文化
木彫
ト-ラナ
扉の上に飾られている仏像や神・獣が刻まれている半円形の板
神と仏が中央に彫刻されている
ゴ-ルデンテンプルのネワ-ル建築文化
金細工
トゥンダ-ル
軒先を支える方杖。王宮や寺院に見られ、寺院に祀られている神に関するさまざまな神獣や神像が彫られている
ゴ-ルデンテンプル寺院の二階には黄金の神様像
ドルジェ
チベット密教(仏教)の法具
ゴ-ルデンテンプル本堂の裏庭