ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その四十回目
寺院と仏塔 その二十三回目 カトマンドゥ旧王宮広場の寺院と仏塔 その二十二回目
前回は、二人の神様を祀ったシヴァ・パ-ルバァティ-寺院の写真を見た。
今回は、2015年4月25日、ネパ-ル大地震で壁にヒビが入ったシヴァ・パ-ルバァティ-寺院の写真を見てみる。
地震発生で、この寺院の前にあった三寺院が全壊し、跡形もなく崩壊してしまった。が、このシヴァ・パ-ルバァティ-寺院は被害を逃れたかに見えた。しかし、全体がレンガ積みして建てられていたので、レンガのズレがあった様だ。
余震の揺れに、多少耐えられるように、と壁につっかえ棒をしている。わたしには気休めにしか見えないが、揺れの強い余震が来ない様に祈るだけ。
シヴァ神とその妻のパ-ルバァティ-神は、この寺院に住んでいる。それで寺院の名称がシヴァ・パ-ルバァティ-寺院。その証拠に、この寺院の二階から夫婦の二人が、ヒンドゥ-教信者でありネパ-ル市民である民を、楽しそうに妻のオッパイを触りながら見下ろしている。
それが、何ということ、実はシヴァ神とパ-ルバァティ-神は、現在の中国のチベット西部のカイラス山に住んでいるらしいのだ。
カイラス山
カイラス山は、中国チベット高原の西部に聳える標高6,656mの山。
カイラス山は、氷河を頂く登山の未踏峰の山。中国語で「神山」と書き、別名「カン・リンポチェ」と呼び、中国共産党独裁政権下の中国でも聖山となっている。
ヒンドゥ-教の神シヴァ神とその妻のパ-ルバァティ-神の住所になっているが、他の宗教のチベット仏教とボン教やジャイナ教などの四宗教の総本山になっている。
四宗教の信者は、一生に一度でもこの地を訪れる望み、願望の地。この山の巡礼は、一周52kmを歩くこと。チベット仏教徒は、52kmを五体投地で、一歩イッポ身体を投げ出しながらの巡礼。途中にディラ・ブク・ゴンパなどの野営地を整えている。
この地カイラス山が二人夫婦神の本籍地で居所なら、カトマンドゥ旧王宮内のシヴァ・パ-ルバァティ-寺院はセカンドハウス。
カイラスから移動し、寺院がどこか分からなかったら困るので、寺院の屋根の一番高い所に、目印のガジュ-ルがある。
地震前
2015年4月25日ネパ-ル大地震後 余震からの倒壊防止のつっかえ棒
シヴァ・パ-ルバァティ-寺院の直ぐ横の道には、倒壊寺院の柱
シヴァ神とその妻のパ-ルバァティ-神が二階の窓から見下ろしている
パ-ルバァティ-神の左手にハト