ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その三十五回目
寺院と仏塔 その十八回目 カトマンドゥ旧王宮広場の寺院と仏塔 その十七回目
10.マジュ・デヴァル・シヴァ寺院 Maju Deval ShivaTemple と白い塔堂のカムデブ寺院
前回まで三回に亘ってトライロキャ・モハン・ナラヤン寺院と、その西隣のガル-ダ像の写真を見た。
今回は、前回までのナラヤン寺院の向かって右隣の寺院、マジュ・デヴァル・シヴァ寺院の写真を見てみる。
マジュ・デヴァル・シヴァ寺院は、17世紀末にマッラ王朝時代に1690年と1692年、バクタプルのプパティドラ・マッラ王の母の皇太后が建築。実際に建築に携わったのは、ネワ-ル族でネワ-ル・パゴダ(様式)。
ネワ-ル族は、ここカトマンドゥ盆地に昔から住むネパ-ル系ネパ-ル人。
建築年を少し調べてみたが、1690年と1692年があり、確かなことは不明なので、ここでは、わたしなりに中間をとって1691年とする。
ネパ-ル語でマジュ・デガと呼ばれ「義理の母の寺」の意味で、ネパ-ルのヒンドゥ-教の神シヴァ神を祀っている。
寺院は、九段のレンガ造りの高さ6メートル基壇と、、その上の三重の塔と合わせて17メートル。正面が東を向いていて、正面聖域には石の階段がある。三重の塔の内陣には男神シヴァ神のシヴァ・リンガ(男根)が納められている。
正面階段の前には白色のシッカーラ様式の塔堂のカムデブ寺院がある。その後ろに三つ叉矛と数珠をもったシヴァ神の像が置かれている。
カトマンドゥ旧王宮広場の西側には、このシヴァ寺院を真ん中に、南にトライロキャ・モハン・ナラヤン寺院、北側にナラヤン寺院の三寺院が並んでいる。
10.マジュ・デヴァル・シヴァ寺院 Maju Deval ShivaTempleと白い塔堂のカムデブ寺院
お祭り前日にはバザ-ルになる
ネパ-ルのお祭り・下の広場で演奏会
マジュ・デヴァル・シヴァ寺院の左隣にトライロキャ・モハン・ナラヤン寺院
正面の石段から登って、王宮広場を見下ろす